210勝左腕・カーショーのリハビリは順調「ダウンを経験していない」 順調ならオールスター直後に復帰へ

ドジャースのクレイトン・カーショー（AP）

　ドジャース一筋で210勝をマークしている左腕クレイトン・カーショーが13日（日本時間14日）ドジャースタジアムでのシムゲームで3イニング45球を投げた。ビジオ、テーラー、ロハスと対戦している。ロサンゼルスタイムズ紙が報じている。

　カーショーは昨年11月3日（同4日）に左肩の手術を受けた。球団は7月下旬～8月上旬の復帰を期待していたが、回復やリハビリの進み具合を考慮するとオールスターブレーク直後に復帰できるかもしれない見立てだ。デーブ・ロバーツ監督はこの日「身体もメンタルも我々の予想をはるかに超えて進んでいる」と話した。問題がなければ次は傘下マイナーの公式戦に登板する。

　カーショーは「自分では予定通りだと思う。ここまで順調でセットバックはない。（リハビリに）アップダウンがあると言うが、私はダウンを経験していない」と話している。カーショーはシムゲームでは通常の4シーム、スライダー、カーブに加えて、2シームとチェンジアップも混ぜた。5球種の投手として復帰するのかと聞かれると「4＆4分の1くらいかな」とニヤリ。「今は異なるものを試す良い機会だし、実際にうまく感じている。でもライトが点くと多くのことが変わるから、どうなるか見てみよう」と説明した。

　春のキャンプ中に例えると「2週目でライブBPをしている段階だ」とはマーク・プライアー投手コーチ。次の4週間で少なくとも4～5回のマイナーリーグのリハビリ登板が必要で、その後ドジャースのローテーションに戻ることになる。