安藤なつ、実は“芸人引退”決めていた過去…阻止したのはカズレーザーの一言「あの時はぶっ刺さった」

「メイプル超合金」の安藤なつ

　お笑いコンビ「メイプル超合金」安藤なつ（43）が、14日までに更新されたテレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」に出演。相方・カズレーザー（39）とのコンビ結成秘話を明かした。

　薄幸が、芸人とお酒を飲みながら語り合う「やさぐれ酒場」の企画にゲスト出演した安藤。芸人になった経緯などを語った。

　その中で、カズレーザーとのコンビ結成について言及。カズレーザーは、「サンミュージックのセミナー生で、後輩として入ってきた」といい、安藤が前のコンビを解散したタイミングで「組みません？」と声をかけられたという。

　安藤は前のコンビを解散した時点で30歳。以前から「30歳で芸人をやめよう」と思っていたといい、「前のコンビでだめだったらやめようという気持ちで焚き付けてたというか…それぐらい本気で打ち込んでやってこうって気持ちでやってたの」と振り返った。

　不退転の決意で臨んでいたが、相方が「やめる」というのを機に解散に至った。これきりで芸人をやめようと考えていた安藤の前にカズレーザーがあらわれ、「組みません？」と一言。安藤は、この時の心境を「やめようと思ったら、ロン毛の金髪の赤いデカいやつが来て“組みません？”って…。人生かけて前のコンビやってて、それがダメになって、気持ちの切り替えというか…ね？」と、衝撃を受けたと明かした。

　「うれしいんですけど…」として自分の気持ちを伝え、カズレーザーの誘いを何度か断ったという安藤。しかし、カズレーザーは「はははっ」「そういう時もありますよね」と、安藤の本音をさらりとかわしたという。「こっちは真剣に言ってんのに…。話通じねえな」と思っていた安藤だったが、カズレーザーが「ちょうど130キロの女性探してましたし」とポツリ。この一言が、「ぶっ刺さった」という。

　「ちょうど130キロの女性探してた」というセリフに、安藤は「ウソつけ！と思うやん。でも、当時の自分にはぶっ刺さって」と回顧。「なんかセンスあるじゃん、落とし方として。それで懸けてみようかなって。リスタートしてみようって思った」と、コンビ結成にいたったと告白。「そこまで言ってくれるってうれしいじゃん。本当に組みたかったんだろうなって」と振り返り、現在については「あんな頭いいとは思わなかった。今になってこんなに頭よかったんだって…頼りがいがめっちゃある。背中を見たかもしれない、カズの。言葉じゃなくて、行動でどんどん自分を引っ張ってくれたなって、勝手に思ってる」「けんかはないです、向こうが先輩として立ててくれて。ずっと敬語ですし」と、相方への感謝を伝えた。

　薄幸は「いい話すぎ」と感動。視聴者からも「コンビ組む話の時に“あははは”ってあしらうのとかカズレーザーさんっぽいなぁって思いました　M-1でメイプル超合金を初めて見た衝撃は忘れません、ずっと大好きです！！」「なつさんとカズさんって仲悪くないとは思ってたけど、結構お仕事はバラバラのイメージだから、一緒に飲んだりするくらい仲良いんだ！」と、さまざまなコメントが寄せられた。