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井上尚弥がWBA返上の可能性も…元日本王者「最強なのは明らか」 WBA1位アフマダリエフ戦の実現希望

スポニチアネックス / 2024年6月14日 21時53分

4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(撮影・島崎 忠彦)

 元プロボクサーで第40代日本スーパーライト級王者の細川バレンタイン氏(42)が14日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。WBAが13日(日本時間14日)、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)とWBA同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(31=ウズベキスタン)に指名試合を行うように命じた件について言及した。

 指名試合とは王者が格下とばかり試合をすることを防ぐため、王座認定団体が指名した挑戦者と一定期間内の試合を義務付けた制度。WBAは王者となった日から「9カ月以内」と規定を設けており、昨年12月26日にWBAタイトルを獲得した尚弥は今年9月25日までに指名試合を行わなければならない。正当な理由なく拒否した場合はタイトルを剥奪される場合もある。

 今回の通達に細川氏は「俺的にはよく言ったWBA!ファンとして思う」と話し、「なぜならグッドマンよりもドヘニーよりもアフマダリエフとの試合を見たい。むしろナイス」と説明。

 そしてPFP(パウンド・フォー・パウンド)上位選手は4団体のベルト全て持っている必要はないという。「井上尚弥からWBAのベルトが取られたからと言って、スーパーバンタム級の最強は明らか。ベルトがなかったとしても井上尚弥と対戦する試合が最強決定戦になる」と持論を展開した。

 尚弥は、今年5月ルイス・ネリ(メキシコ)に勝利した直後、リングに上がったIBF、WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)との対戦を呼びかけていた。しかしグッドマンが7月に次戦を行うことが決まり、9月に井上と対戦する可能性は事実上消滅。次戦は元IBF同級王者でWBO世界同級2位T・J・ドヘニー(アイルランド)との対戦が最有力とされている。

 尚弥の所属ジムの大橋秀行会長(59)は「次の試合はほぼ内定している。ここからひっくり返せないし、なぜこのタイミングなのか」と不満顔。次戦は元IBF同級王者でWBO世界同級2位テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド)との防衛戦を示唆し、今回は指令に応じない姿勢を強調した。

 細川氏は「ドヘニーは大橋ジムと友好関係だと思うし、ここにきてアフマダリエフとの指名試合が来たので“ドヘニーとはできない”はちょっと不義理だと思う」と大橋会長の意見に共感した。

 さらに「ここはファイトビジネスの難しいところ。ドヘニーからアフマダリエフに変更した方が注目度も上がると思うから興行的な問題ではないと思う。なんで切り替えることが難しいのかは大橋ジムしか知らない事になると思う」と語った。

 スーパーバンタム級の中心人物の1人であるアフマダリエフは、ここ2戦のマーロン・タパレス(フィリピン)、ネリよりも危険な相手だという。「スーパーバンタム級のラスボスの1人だから面白い試合になると思う。日本人だけが喜ぶ試合じゃなくて世界から見て“井上尚弥が負けるかもしれない…”というマッチメークが見たいよね」と尚弥VSアフマダリエフの実現を楽しみにした。

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