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まる子ファミリー涙 TARAKOさん「ありがとうの会」感謝の「ポンポコリン」に拍手止まず 友蔵は…

スポニチアネックス / 2024年6月15日 14時36分

<TARAちゃんありがとうの会>「おどるポンポコリン」を歌唱する“ちびまる子ファミリー”

 3月4日に63歳で亡くなった声優TARAKOさんのお別れの会「TARAちゃんありがとうの会~たいせつなきみへ~」が15日、東京・有明のTFT HALLで営まれた。

  TARAKOさんはフジテレビの人気アニメ「ちびまる子ちゃん」で、1990年1月7日の初回放送から35年にわたり、主人公・まる子の声を担当。実は当初、まる子役は別の声優に決まっていたが、2018年に亡くなった原作者さくらももこさんが、自分の分身であるまる子のイメージと違うと再度オーディションを行い、自身の声に似ているTARAKOさんを選んだ。それ以来、独特の声でまる子を演じ続け「TARAKO=まる子」のイメージで国民的な人気者だった。

 放送開始から同作ナレーターを31年間務め、2021年に声優を引退したキートン山田氏(78)、舞台などで親交の深かったお天気キャスター木原実氏(63)が弔辞を述べたほか、「ちびまる子ちゃん」声優陣が「おどるポンポコリン」を歌唱し感謝を伝えた。

また、2004年から2012年まで「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマに使用された楽曲「アララの呪文」に「爆チュー問題」として参加していたお笑いコンビ「爆笑問題」、「爆笑問題」所属の事務所「タイタン」社長の太田光代氏、日本テレビの天気予報キャラクター「そらジロー」の“相棒”気象予報士・木原実氏ら約800人の芸能関係者らが出席した。

 まる子の親友・たまちゃん役の渡辺菜生子をはじめとした“まる子声優ファミリー”が、祭壇の前に立ち、ハンカチで涙を拭いながらマイクを握った。

 祖父・さくら友蔵役の島田敏の「TARAちゃんや!本当に本当にお疲れ様でした。TARAちゃん見守ってておくれ~!!」、父・さくらひろし役の屋良有作の「TARAちゃん。頼んだよ。そしてTARAちゃん。たくさんたくさんありがとな~」というTARAKOさんへのメッセージとともに楽曲が開始。声を震わせながらも、同作オープニングテーマ曲「おどるポンポコリン」を披露し、TARAKOさんへの感謝の気持ちを歌声に乗せた。

 楽曲が終わると、開場からは温かい拍手が贈られ、約20秒間鳴り止まなかった。

 参列者らのすすり泣くような声も聞かれたが、楽曲が流れると自然と開場は明るい雰囲気に。“TARAKOさんらしさ”あふれるお別れ会となった。

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