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巨人グリフィン「声援に凄く背中を押されました」とG党に感謝 9奪三振で77日ぶり今季2勝目

スポニチアネックス / 2024年6月15日 21時34分

<日・巨>2勝目のグリフィン (撮影・西川祐介)

 ◇交流戦 巨人2―0日本ハム(2024年6月15日 エスコンF)

 巨人の来日2年目左腕、フォスター・グリフィン投手(28=米国)が15日の日本ハム戦(エスコンF)で今季5度目の先発登板。来日初完封こそ「あと1人」のところで逃したものの、8回2/3を5安打無失点に抑えて開幕2戦目以来77日ぶりとなる今季2勝目(2敗)をマークした。

 過去4試合は大城卓とのバッテリーだったが、今季初めて岸田とのコンビでマウンドへ。初回に1番・万波、2番・松本剛を2者連続で3球三振に打ち取るなど順調なスタートを切ると、そのまま好投を続けた。

 0―0のまま迎えた9回の攻撃で打撃不振の主砲・岡本和が待望の先制点となる11号2ラン。グリフィンはその裏、2死一、二塁となったところで降板して来日初完封は逃したものの、2番手左腕・バルドナードが締めくくって77日ぶりの白星を手にした。113球を投げて9奪三振、最速150キロの熱投だった。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューに臨んだグリフィンは「アリガトウゴザイマス」とまずは日本語で第一声。大歓声に包まれると「もし東京からいらしている方がいるのであれば、遠いところから来ていただきましたし、非常に心強く思って投げられました」とファンに感謝した。

 9回は来日初完封まであと1人というところで無念の降板となった。前日14日のカード初戦では戸郷が今季最多の134球を投げて9回4安打2失点で勝利投手となっているだけに「きのうの戸郷に続こうと思っていました。最後はリリーフの力を借りましたけど、9回にマウンドに上がった時にはそういう気持ちでいました」と振り返ったグリフィン。

 9回のマウンドに上がったのは来日初だったが、「8回を終わったところでどなたかから何かを言われることはなかったので、いくんだろうなという気持ちで準備していました」とし、「9回にマウンドに上がる時に声援が聞こえたので、その声援に凄く背中を押されました」と再びファンへの感謝を捧げた。

 「最後まで投げることはできなかったですけど、勝てたのでそれが何よりです」。

 今季は負傷もあり、2度の出場選手登録抹消を経験。4月29日のヤクルト戦(東京D)では4回11安打8失点KOという屈辱も味わった。

 それだけに「自分のなかでちょっと脱線していましたけど、これで本来の線路に戻れたらいいと思っています」とし、「苦しんでいる間は投手コーチとかいろいろな方に本当に助けてもらって。そういう方々の助けがあってのきょうのこの好投がありました」と最後まで各方面に感謝していた。

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