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TARAKOさんお別れの会 声優仲間が追悼「まる子よ、順番が違うだろ。友蔵が先である。後半へ続く!」

スポニチアネックス / 2024年6月16日 5時3分

TARAちゃんありがとうの会で飾られた祭壇

 3月に63歳で亡くなった人気アニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公・まる子役などで知られる声優TARAKOさんのお別れの会「TARAちゃんありがとうの会~たいせつなきみへ~」が15日、東京・有明のTFT HALLで行われた。第1部には声優仲間ら関係者約800人が参列。30年以上ナレーションを務めたキートン山田氏(78)ら同作の声優陣が集結し、TARAKOさんとの最後のお別れをした。

 遺影をじっと見つめながら弔辞を読んだのは、2021年に声優業を引退したキートン山田氏。最後にメールでやりとりをしたのは昨年12月だといい「何十年もメール交換してきたのに、一番文章が短くて、いつも絵文字いっぱいなのに一つもなくて。異変を感じていました」と回想。「まる子よ、順番が違うだろ。友蔵が先である」との語りに会場は笑いも漏れた。だが次に飛び出した「後半へ続く!」との言葉は、まるでアニメ中盤のCM前のようで、声優陣のこれからも変わらぬ絆が感じられ、笑いとすすり泣きが入り交じった。

 生前のTARAKOさんの意向で、明るい雰囲気の会となった。遺影は21年にコンサート前の楽屋で撮られたもので、祭壇は「ちびまる子ちゃん」美術監督の野村可南子氏がデザイン。TARAKOさんと声を務めた人気キャラクターたちが花畑で音楽を楽しむ姿を表現。バラやダリアなど5000本の花束で彩られ、まる子やそらジローらも見守った。

 会のラストには参列者全員で「ちびまる子ちゃん」のテーマ曲「おどるポンポコリン」を合唱。祭壇の前には祖父・友蔵役の島田敏(69)、父・ひろし役の屋良有作(76)ら「まる子ファミリー」が集結。それぞれ涙を流しつつ、笑いながら明るく歌った。2代目まる子役の菊池こころ(41)もハンカチで目元を拭いながら歌った。

 声優陣は報道陣の取材に対し、担当キャラの声で追悼。島田が「まる子、そっち行くのかい」と優しく呼びかけると、屋良は酔っぱらったひろしの口調で「たくさんたくさんありがとな。また会いたいな」としのんだ。祖母・こたけ役の佐々木優子(62)は「まる子や、私もね、もうすぐそっちに行くからね」、姉・さきこ役の豊嶋真千子(52)は「まる子、大好きだよ」と思いを伝えた。

 最後はTARAKOさんの実姉・大山早百合さんがあいさつ。「妹に代わって、お礼を言わせてください。みんな、突然いなくなってごめんなさい。今日は私に会いに来てくれてありがとです。大好きだよ。またね」と締めくくった。(吉澤 塁)

 ◇主な参列者 中尾隆聖、山寺宏一、キートン山田、屋良有作、島田敏、佐々木優子、豊嶋真千子、菊池こころ(以上声優)、太田光、田中裕二、太田光代、木原実、清水賢治・初代「ちびまる子ちゃん」プロデューサー(順不同、敬称略)

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