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DeNA・度会 球団新人初の5戦連続適時打で6連勝貢献 父の日も博文氏の前で「しっかり打ちたい」

スポニチアネックス / 2024年6月16日 5時32分

<西・D>5回、適時打を放った度会(撮影・島崎忠彦)

 ◇交流戦 DeNA4-0西武(2024年6月15日 ベルーナD)

 DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)が15日の西武戦で5回1死三塁から中前打を放ち、球団新人では初めてとなる5試合連続の適時打をマークした。活気づいた打線は12安打4得点で、今季最長となる6連勝。5月23日以来となる勝率5割復帰で3位に浮上した。16日の父の日を前に、球場で観戦した父・博文氏(52=ヤクルトアカデミーコーチ)に対する感謝の思いを結果で示した。

 もはや勢いという言葉だけでは片付けられない。度会が自らの手で成長を示す一打を放った。5回1死三塁。相手先発・高橋の153キロ外角直球を鋭く振り抜くと、打球は中前で弾んだ。11日のロッテ戦で1軍に再昇格を果たして以降、5試合連続のタイムリーは、球団新人では初の快挙となった。

 「高橋光成投手はプロの中でも本当にエース級の方。その方の球を打てたのは良かったですっ!」

 一塁ベース上で手を叩き、何度も何度もうなずいた。無理もない。初回の第1打席は152キロ直球を左飛。プロ入り後、150キロ超えの直球をヒットにしたのは、これが初めてだった。三浦監督は「あそこで結果を出す。明らかに2軍に行く前と雰囲気が違う」と称えた。

 成長の跡を示したのは、これだけではない。適時打を打つ直前、初球の際どい150キロの内角直球に対し余裕を持って見送った。度会は自他ともに認める「内角好き」。開幕から2試合連続本塁打の好スタートを切った一方で、4月以降に失速した一因が、内角球は多少のボール球でも手を出してしまう「悪球打ち」だった。5月16日の抹消後は選球眼に磨きをかけたことで、22打数9安打、打率.409、7打点。「考えなければならないところで、考えられるようになった」と手応えを口にした。

 3回1死一、三塁では三ゴロが野選となり、2点目を挙げた。これで度会が打点を挙げた試合は、開幕から10戦全勝。黄金新人は「ええっ、そうなんですか?」と驚いたが、間違いなく、今季初の6連勝と勝率5割復帰を呼んだ原動力となっている。

 ヤクルトで15年間の現役生活を過ごした父・博文氏は、観戦に訪れ愛息の活躍に目を細めた。度会は言葉に力を込める。「明日も父は見に来てくれると思う。プレゼントはまだ考えていないけど、打つことが一番のプレゼント。しっかりと打ちたい」。16日は「父の日」。心地よい快音を響かせ、4月13日以来となる貯金生活へと導く。(大木 穂高)

 ≪連続試合打点のセ新人記録は「8」≫ルーキーの度会(D)が5試合連続で打点を挙げた。DeNA新人の5試合連続打点は大洋時代の51年の矢野純一、60年の黒木基康に次いで64年ぶり3人目の球団最多タイ記録。5試合全てで適時打を放ったのは度会が初めてだ。なお、セ・リーグの連続試合打点の新人記録は72年望月充(神)の8試合だが、どこまで迫ることができるか。

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