日本ハム・金村 安定の4試合連続QSも痛恨1球「疲れたからとか言い訳はできない」
スポニチアネックス / 2024年6月16日 6時2分
◇交流戦 日本ハム0-2巨人(2024年6月15日 エスコンF)
日本ハム・金村尚真投手(23)が15日、巨人戦に先発し8回まで無失点の好投も、9回に岡本和真内野手(27)に左中間席へ決勝2ランを浴びて今季3敗目を喫した。中継ぎから先発転向し、今季6度目の登板も打線の援護に恵まれなかったが、4試合連続クオリティースタート(QS=6回以上、自責3以下)と安定感は抜群で、この投球を続けていけば、今季初の先発白星も目前だ。
8回を投げ終えた。新庄監督はベンチに戻った金村に「あと1回」という意味で人さし指を立てた。自身初の9回のマウンド。金村は期待に応えたかったが、岡本和の打球が無情にも左中間席に飛び込んだ。
「疲れたからとか言い訳はできない。マウンド上がったからには、ベストの投球をしないといけない。自分のベストを出せなかったのは本当に悔しい」
0―0の9回無死一塁、得点が入ればぐっと勝利に近づく状況で当然、岡本和は一発を狙ってくる。捕手・田宮は、厳しい内角に構えた。しかし、ツーシームが真ん中高めに浮くと、6年連続30発を記録している男は見逃してくれなかった。痛恨の決勝2ラン。ほんの少しの制球ミスが命運を分けた。これで4試合連続の被弾で「(内角に)投げきれなかったのがこの試合のダメなところ。最近、1球で試合を決めてしまうことが多い」と反省した。
8回0/3を9安打2失点。7回無死満塁も無失点でしのぐ粘りは圧巻だった。武田投手コーチは「ナイスピッチング。今でも十分いい」と称えつつ、「コースに投げ切れば、基本的には打者には打たれない。練習でそれなりに投げ切れば、あとは試合でどれだけ勇気を持って投げるか。もう少し技術が付けば、違った投球になる」とも言った。2年目ながら高い制球力を誇る右腕だからこそ、勝負どころでのあとボール1、2個分の制球力を付けることを求めた。
身近に“教科書”となる存在は多くいる。12日の中日戦で完封勝利を挙げたエース・伊藤や、制球力が武器の加藤貴、山崎らだ。金村も「球速が落ちても(伊藤)大海さん、加藤(貴之)さん、(山崎)サチさんは、9回を投げ切る投手は工夫している。勝てる投手は力でいかないとかコースに投げるとかの投球術がある」と自覚。先輩投手から学びながら前に進むつもりだ。
今季は先発で白星はないが、4試合連続QSをマークしている。「勝負どころでしっかり抑えることで勝ちが付くと思う」。今季先発初白星まであと少し。試練の時間が、金村をさらに強くする。(田中 健人)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
巨人“新顔”25歳は「課題がある」 専門家が指摘…1軍定着に必要な能力
Full-Count / 2024年6月25日 9時8分
-
【予告先発】6カード連続負け越し西武・渡邉勇太朗がマウンド 日本ハムは金村尚真が先発
日テレNEWS NNN / 2024年6月24日 17時45分
-
巨人ドラ5又木 菅野代役で緊急先発も初勝利ならず 阿部監督アドバイス直後に村上ら主軸3者三振も
スポニチアネックス / 2024年6月23日 15時59分
-
巨人グリフィン 7回9K零封も援護なし 0―0で降板、3勝目ならず 前回は0―0の9回に岡本和2ラン
スポニチアネックス / 2024年6月22日 20時17分
-
巨人グリフィン「声援に凄く背中を押されました」とG党に感謝 9奪三振で77日ぶり今季2勝目
スポニチアネックス / 2024年6月15日 21時34分
ランキング
-
1オリックス、自力優勝の可能性が消滅 今季69試合目…首位・鷹と15.5ゲーム差
Full-Count / 2024年6月26日 20時59分
-
2日本ハム・新庄監督「超一流のスーパープレーです」サヨナラ阻止した五十幡の“ザ背面キャッチ”大絶賛
スポニチアネックス / 2024年6月26日 23時39分
-
3【阪神】今季5度目の引き分け 得点シーンは佐藤輝明の先制適時三塁打のみ 9回1死満塁サヨナラ機生かせず
スポーツ報知 / 2024年6月26日 22時5分
-
4八村塁&渡邊雄太、パリ五輪の日本代表最終候補に 7月韓国戦出場へ、日本バスケ協会が16名発表
THE ANSWER / 2024年6月26日 16時2分
-
5西武 延長12回死闘も引き分け…6月初連勝ならず 復帰登板の武内が8回途中2失点の好投も
スポニチアネックス / 2024年6月26日 22時17分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください