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広島・二俣 連日の先発起用に応えたプロ初決勝打 7年ぶり交流戦勝ち越し&今季最多貯金8導いた

スポニチアネックス / 2024年6月16日 5時48分

<楽・広>2回、適時打を放った広島・二俣が塁上で笑顔を見せる

 ◇交流戦 広島4ー3楽天(2024年6月15日 楽天モバイル)

 広島は15日、楽天戦に勝利して4カード連続で勝ち越し、17年以来7年ぶりの交流戦勝ち越しを決めた。貯金も今季最多の8に伸ばし、首位を堅持した。0―0の2回2死一、二塁で二俣翔一内野手(21)が先制の右前適時打を放ち、自身初の決勝打を記録して勝利に貢献。前日14日の同戦でも決勝点の突破口を開く安打を放つなど、初の複数安打をマークしており、2試合連続の先発起用に結果で応えてみせた。

 0―0の2回2死一、二塁。二俣はカウント1―2と追い込まれてから指1本分バットを短く握りかえ古謝の低めスライダーに食らいついた。その結果が先制右前適時打だ。

 「変化球は呼び込むイメージで練習からやっていた。初球からどんどん振っていって、2ストライクになっても怖がらずにいけた。フェアゾーンにいったので、良かった」

 ストライクゾーンに来た球は、初球から積極的に振りにいった。この日は4打席ともファーストストライクを見逃すことなく手を出した。練習からの意識も結果に結びつけた。

 前日14日の延長11回に決勝打をお膳立てする右前打を放つなど初のマルチ安打を記録したばかり。21歳の若鯉が連日の先発起用に応えた。チーム内では24歳の小園がレギュラーに定着し、25歳の矢野が遊撃の定位置をつかみつつある。24歳の羽月も走塁のスペシャリストとして存在感を示す。同じ20代前半の先輩たちから刺激を受ける二俣も、その一員として言葉に力をこめる。

 「年齢が近い人とかもいて、ベンチの雰囲気も本当にいい。今日の試合も、1点差の試合で何とか次を取ろう、最後は粘って抑えようというのが出ていた。自分も試合に出ている立場として、そういう思いを持ってプレーしている」

 さらに、異種目の同世代からも刺激をもらっている。二俣はサッカー王国と称される静岡県出身。小学生の頃から授業が終わると、遊びと言えばサッカーだった。そんな環境もあって、J1磐田の大ファン。部屋にはグッズが並び、U―23日本代表の磐田・鈴木海音(かいと)とは、少年時代にサッカーをして遊んだ仲だという。

 「同じ歳で競技は違うが、日本代表で活躍しているので“すごいな”と思って見ている。自分もそれぐらいの選手になれるように頑張らないといけない」

 同郷の同学年アスリートにも負けじと、さらなるアピールを期す4年目の若鯉。「チームが勝つことが一番うれしい。そこだけ考えてやっていきたい」と前を向いた。 (長谷川 凡記)

 ◇二俣 翔一(ふたまた・しょういち)2002年(平14)10月21日生まれ、静岡県出身の21歳。磐田東2年時に内野手から捕手転向。甲子園出場はなし。20年の育成ドラフト1位で広島入団。22年の内野手転向を経て、同年オフに支配下登録。昨季はウエスタン・リーグで最多94安打。今季4月25日、プロ初先発のヤクルト戦で2回に初本塁打。1メートル80、74キロ。右投げ右打ち。

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