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阪神 交流戦球団ワーストタイ11敗目…2位から4位転落 岡田監督「また貯金がゼロなったいうことやろ」

スポニチアネックス / 2024年6月16日 5時17分

<ソ・神>ベンチで渋い表情を浮かべる阪神・岡田監督(左から2人目)

 ◇交流戦 阪神2ー6ソフトバンク(2024年6月15日 みずほペイペイD)

 阪神は15日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に2―6で敗れて貯金を全て吐き出し、4位に転落した。12試合連続で4番に座っていた近本光司外野手(29)を定位置の1番に戻し、4番に佐藤輝明内野手(25)を起用する打線も2得点止まりと不発。18試合制となった15年以降ではともに球団ワーストタイの交流戦11敗目、同5カード負け越しとなった。それでも岡田彰布監督(66)は淡々と「また(貯金が)ゼロなったいうことやろ」と受け止め、勝率5割からの再出発を期した。

 パ・リーグ首位のソフトバンクに、2夜連続で力の差を見せつけられた。連敗で再び貯金を吐き出し、勝率は6月6日以来の5割に逆戻り。それでも試合後の岡田監督は、実に淡々と事実を捉えた。

 「うん、また(貯金が)ゼロなったいうことやろ」

 得点力不足に悩む打線は連日の貧打にあえいだ。この日は直近12試合連続で4番に座った近本を5月31日ロッテ戦以来13試合ぶりに定位置の1番に戻し、2番・中野とのコンビを再結成。3番に森下を置いて今季開幕オーダーと同じ並びに戻すと、4番には今季2度目の佐藤輝を据えた。

 指揮官は「昨日は(相手投手が)左やしな。今日は右やし」と説明したが、“原点回帰”を感じさせるラインアップで、ソフトバンク・東浜の攻略を狙った。だが…。初回に先発・ビーズリーが失った3点も重くのしかかり、うまく機能しない。6点劣勢の6回1死二、三塁でようやく17イニングぶりの得点を記録したが、時すでに遅し。8回に糸原が意地のタイムリーを放つも、2得点に終わった。

 前夜もモイネロに対して再三、得点圏に走者を進めながら、あと1本が出ない展開が続いた。快打で走者を生還させるシーンがなかなか見られず、「なんぼ形つくっても点とらなあかんねんから。得点圏いったらタイムリー出んとあかんやろ。そういうことやろ」と指揮官。フラストレーションがたまる試合に表情をゆがめた。

 交流戦は3連勝を飾った西武戦を除き、2年連続で5カードに負け越した。16、18年に並ぶ11敗目も喫した。いずれも18試合制となった15年以降の交流戦では球団ワーストタイだ。パ・リーグ相手の戦いで急失速。逆に、6連勝と一気に白星を積み上げてきたDeNAに勝率で並ばれ、そして勝利数では上回られた。とうとう4月16日以来60日ぶりのBクラス4位転落。ズルズルいかないためにも、開幕からエース級の働きを見せる才木が先発する3戦目は必勝だ。

 6日に最大7あった貯金がゼロとなった際は、指揮官が翌7日の西武戦を前に緊急ミーティングを開き、2度目の「開幕」と位置づけた。“3度目”となるゼロからの再出発。今後を左右する一戦になることは間違いない。(遠藤 礼)

 ○…阪神の交流戦11敗目は18年の11敗以来6年ぶり。18試合制の15年以降では16、18年に並ぶチームワースト。ソフトバンク戦は1試合を残して0勝2敗で負け越しが決定。21年から4年連続の負け越しで、カード別では15~18年ソフトバンク戦の4年連続に並ぶチーム最長。同カードは12年を最後に11シーズン連続(負け越し8、相星3、20年は中止)で勝ち越しから遠ざかっている。また、今交流戦は西武戦の勝ち越し以外、5カードで負け越しが決定。これは昨季のロッテ戦勝ち越し以外、5カード負け越しに並ぶチーム最多となった。

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