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阪神・佐藤輝 今季2度目の4番に光 4・14以来の起用応えた 二塁打でチーム17イニングぶり得点演出

スポニチアネックス / 2024年6月16日 5時17分

<ソ・神>8回、阪神・佐藤輝は左飛に倒れる(投手・長谷川)(撮影・平嶋 理子)

 ◇交流戦 阪神2ー6ソフトバンク(2024年6月15日 みずほペイペイD)

 4番の意地が詰まった一撃だった。4月14日の中日戦(バンテリンドーム)以来の先発4番を託された阪神の佐藤輝が、0―6の6回1死一塁から右翼線へ鮮やかな二塁打を放った。7日西武戦(甲子園)での1軍復帰後、24打席目にようやく飛び出したロングヒット。「長打だったので、それは良かった」。二、三塁と好機を広げ、前川の一ゴロによる17イニングぶりの1点を呼んだ。

 「特に(打順は)意識せず、打つということだけに集中していきました」

 表情は少しも緩まない。1番・近本、2番・中野と続くベーシックな打順に戻して再出発を期した一戦でも、勝利に導くことができなかったからだ。初回2死二塁の第1打席は、フルカウントから東浜の内角カットボールに詰まり、右飛。5点を追う8回無死一、二塁でも変則左腕・長谷川の真ん中シンカーを打ち損じ、左飛。好機で凡退を続け、あまりの無念に一塁ベース上で天を仰いだ。特に初回、先手さえ取っていれば、試合の流れは大きく変わっていた。

 打率・201(149打数30安打)の低空飛行で臨んだ夜だった。4回の第2打席で空振り三振に倒れた時点で、同・199と5月10日DeNA戦以来の1割台に突入。第3打席での二塁打により再び2割に乗ったとはいえ、交流戦を終えようかという時期に一瞬でも“デッドライン”を割った主砲に、岡田監督も「1回沈んだけどな、2割を。持ちこたえたな」とチクリ。爆発の兆しを見せない背番号8のバットに、もどかしさが募る。

 「(復調の兆しは)知らん、ないんちゃう、分からへん。この打率(・203)でなんで評価するんよ、そんなん。ええとか悪いとかの問題ちゃうやろ、この打率見とったら」

 虎将の手厳しい言葉の数々は、25歳の完調を誰よりも待ち望むからこそ。期待ではなく切望。佐藤輝よ、打ってくれ――。連日超満員で沸く博多で、3連敗だけは許されない。(八木 勇磨)

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