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上腕三頭筋の張りで山本由伸が緊急降板 米医師が「可能性の高い順に」5つの選択肢示す 長期離脱の見解も

スポニチアネックス / 2024年6月16日 12時9分

試合前にストレッチしながらベンチに向かうドジャース・山本(左から2人目) (AP)

 ◇インターリーグ ドジャース―ロイヤルズ(2024年6月15日 ロサンゼルス)

 ドジャースは15日(日本時間16日)、球団の公式Xで、山本由伸投手(25)が上腕三頭筋の張りで交代したと発表した。山本はこの日、本拠でのロイヤルズ戦に先発。2回、28球を投げ終えた時点で交代していた。山本は1回5失点だった3月21日の開幕パドレス戦に次ぎ、メジャーでは2番目に短いイニングでの降板となった。

 初回は三ゴロ、左飛のあとに四球を与えたが、4番・ベラスケスを三ゴロに抑えた。2回も2死から内野安打を許したものの、8番・ブランコから空振り三振を奪っていた。

 前回は7日(同8日)のヤンキース戦に登板。メジャー自身最多の106球を投じ、7回2安打無失点と好投した。しかし、翌日のキャッチボールの際には右手を上げてブラブラさせる動きが目立ち、張りがあるように見受けられた。ヤンキース戦ではメジャー移籍後最速となる98.4マイル(約158.3キロ)をマークしたが、この日は95.9マイル(約154.3キロ)。平均球速も94.1マイル(151.4キロ)で、ヤンキース戦の97マイル(約156キロ)、今年平均の95.5マイル(約153.6キロ)よりも遅かった。

 山本の緊急降板を受け、スポーツ医学に精通するジェシー・モース医師は自身のXに自身の見解を投稿。「私の考えでは、考えられる全範囲は以下のとおりです。(1)上腕三頭筋の軽度の緊張、(2)上腕三頭筋の腱の部分断裂、(3)尺骨神経炎(炎症)、(4)尺骨神経脱臼、(5)尺骨側副靭帯損傷。可能性の高い順に」と投稿した。あくまでも発表を受けての予想だが、(1)の上腕三頭筋の軽度の緊張以外は全て長期離脱となりそうな見解だった。

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