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久保凜、自己ベスト&大会新の2分3秒50で800m連覇 近畿2冠から「優勝」狙う日本選手権へ

スポニチアネックス / 2024年6月16日 13時49分

女子800メートル決勝でトップを独走する久保(手前)

 ◇陸上・近畿高校総体最終日(2024年6月16日 ヤンマースタジアム長居)

 女子800メートル決勝が行われ、前回大会覇者の久保凜(東大阪大敬愛高2年)が大会新記録の2分3秒50をマークして優勝した。これまでの久保の自己ベストは2分3秒57だった。

 前日の準決勝は2分8秒93で2組1着となって通過。2周目はペースを緩めて力を温存し、この日の決勝を迎えた。2連覇をかけて臨んだレースは、トップを独走して1周目をほぼ1分ちょうどで通過。そのまま先頭を維持してフィニッシュした。

 14日に1500メートル決勝を制し、レース後には「800では高校記録(2分2秒57)更新を目指します」と話していた。その記録には届かなかったが、大会記録を更新する走りで会場をわかせた。

 サッカー日本代表の久保建英(レアル・ソシエダード)をいとこに持ち、昨年8月の全国高校総体(インターハイ)は高校1年生ながら800メートルで優勝。同学年のドルーリー朱瑛里(津山高)らとともに、日本女子の中長距離界の次世代を担う逸材として注目されてきた。

 昨年末の全国高校駅伝は虫垂炎の手術の影響で欠場。年明けの都道府県対抗女子駅伝は体調不良も重なって区間6位にとどまった。だが、冬季期間はしっかりとトレーニングを消化。東大阪大敬愛高陸上部の駅伝(長距離)を束ねる野口雅嗣監督は「(以前より)スピードが上がり、冬場に持久力も鍛えた」と成長を感じ取っていた。

 迎えた今季はシニアのレースに参戦。4月の金栗記念で田中希実(ニューバランス)に競り勝ち、5月3日の静岡国際では2分3秒57のU―18日本記録を叩き出した。5月12日の木南記念は2分5秒11で制するなど、GPシリーズで3連勝を飾った。

 女子800メートルの日本記録は杉森美保の持つ2分0秒45で、パリ五輪参加標準記録は1分59秒30。初出場の日本選手権(6月27~30日、新潟)で「優勝」を目標に掲げる高校2年生がどこまで駆け上がるのか、注目が集まる。

 ◇久保 凛(くぼ・りん)2008年(平20)1月20日生まれ、和歌山県串本町出身の16歳。小学1年からサッカーを始め、串本JFCでプレー。高学年のときに祖母のすすめで駅伝大会に出場し、区間賞を獲得した。潮岬中から本格的に陸上を始め、23年に東大阪大敬愛高に入学。母らとともに大阪府吹田市で暮らし、父は串本で働いている。サッカーをしていた頃は女子日本代表MF澤穂希やブラジル代表FWネイマールが好きだった。1メートル67。

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