山田裕貴 野球選手とヒーローの“二刀流”で13年ぶりに“変身” 「父との距離感を学ばせてもらった」
スポニチアネックス / 2024年6月16日 17時4分
俳優の山田裕貴(33)が16日、都内で行われたNetflix映画「Ultraman Rising」(監督シャノン・ティンドル、ジョン・アオシマ)配信開始記念の特別上映会に出席した。
円谷プロダクションとNetflixが共同製作したCGアニメーション長編映画。57年にわたって全世界で愛され続けている不滅のヒーロー「ウルトラマン」シリーズで、今作「親子」「家族」をテーマに、全世代で楽しめる新たなストーリーとなっている。
山田はウルトラマンに変身する主人公サトウ・ケンの日本語吹き替え版声優を務めている。
2011~12年に放送された「海賊戦隊ゴーカイジャー」で本格俳優デビュー。それから13年たった今、日本を代表する特撮ヒーローに新たに“変身”することになる。「自分がウルトラマンになれることが凄くうれしかった」と喜びを伝えた。
山田が演じるサトウ・ケンは、野球のスター選手でスーパーヒーロー「ウルトラマン」という二つの顔を持つ主人公。「ウルトラマン」として迫りくる怪獣の攻撃に立ち向かう一方で、突如任された“赤ちゃん怪獣”の世話に新米パパとして奮闘。そんな中で疎遠になっていた父親との関係や「ウルトラマン」であることの本当の意味と向き合う姿を描く。
山田は実際に元プロ野球選手の山田和利さんを父に持ち、自身も野球経験がある。「プロ野球選手がどういう感じなのか家で体感してきた」山田にとって、野球選手とヒーローという“二刀流”の役柄に「そのリンクというか、ものすごくそれを感じながら声を入れることができた」という。
この作品が、父との関係性を考え直すきっかけに。「このウルトラマンライジングみたいに父と対立していた訳ではないんですけど、自分も父もシャイな方だったので、なかなか言葉が少ない中、自分もおとなになってしまったので…。もうちょっと早く自分が大人になって気づいて、埋められたら良いなと思っていた。ウルトラマンライジングに父との距離感を学ばせてもらった」と大きく頷いた。
この日は「父の日」ということにちなみ、キャストから作品の生みの親であるティンドル監督、アオシマ共同監督に花束をプレゼントするスペシャルイベントも実施された。
イベントの終わりに行ったファンへ向けたあいさつでは、真っ赤なワンピーズで登場した早見に目を向け「早見さんは“ウルトラマンカラー”“Netflixカラー”を身にまとっているのに、なぜ僕が全く赤が入っていないのか…」とコメントし、会場の大爆笑を誘った。そして、今作を見る際に「“親と子”というのを考えながら、相手を理解しようという気持ちが大事。相手を思う気持ちを思い出しながら、見守って頂けたら」と笑顔でPRした。
世界平和を守るヒーローは無敵の存在に感じるが「どんなヒーローも人間だし悩むことはあるし、たくさん共感できる部分があると思う」とし、「皆さんの楽しかったというコメントでヒーローを助けてあげてください」と呼び掛けた。
この日は「父の日」でスペシャルイベントも実施された。
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