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松山英樹 耐えた!5差5位浮上 「荒れた」立ち上がりも後半はショット復調でV戦線踏みとどまった

スポニチアネックス / 2024年6月17日 4時3分

通算2アンダーの5位に順位を上げた松山英樹(AP)

 ◇米男子ゴルフツアー全米オープン第3日(2024年6月15日 ノースカロライナ州 パインハースト・リゾート=7543ヤード、パー70)

 3打差8位から出た松山英樹(32=LEXUS)は4バーディー、4ボギーの70で回り、通算2アンダーの5位に順位を上げた。首位とは5打差。21年マスターズに続くメジャー2勝目を狙う。20年大会覇者のブライソン・デシャンボー(30=米国)が67をマークし、通算7アンダーで単独トップに立った。

 立ち上がりはショットが左右に散った。松山自身、「荒れましたね」と語るほど。だからこそ、イーブンパーにまとめられたことは大きい。優勝戦線にがっちりと踏みとどまって最終日を迎える。

 「あの内容からしたら70は収まった感じ。なかなかうまくいかなかったけど、後半に取り戻せて良かった」

 4、5番とショットが安定せず、そのたびに早藤将太キャディーがいち早く球の位置を確認するために走った。「ちょっと太っているんでダイエットさせようかなと(笑い)」。そんな軽妙な返しも心のゆとりか。前半で2つスコアを落としながらも後半はショットが復調。11、12番でいずれも2メートル以内に寄せてスコアを戻した。

 首位とは5打差。今大会での最終日の最大逆転劇は1960年にアーノルド・パーマーが達成した7打で、5打差逆転Vは4度ある。「上との差はちょっと開いているけど、良いプレーをして自分のできることをして終わりたい」。静かな口調に決意がにじんだ。

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