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ソフトバンク・近藤 交流戦2戦連続の10号締め「受け身になり過ぎないように」2年連続3度目2桁本塁打

スポニチアネックス / 2024年6月17日 5時2分

<ソ・神>7回、ソフトバンク・近藤は右越えにソロ本塁打を放つ (撮影・成瀬 徹)

 ◇交流戦 ソフトバンク1ー4阪神(2024年6月16日 みずほペイペイD)

 不撓(ふとう)不屈の10号締め。ソフトバンクの近藤健介外野手(30)は16日、阪神戦の7回に2試合連続の一発となる右中間ソロを放った。チームは敗れて交流戦12勝6敗で5年ぶりの優勝を逃したが、近藤は2年連続3度目の2桁本塁打到達。12日のヤクルト戦で守備中に右手を痛めながらも全18試合に出場し、打率・356、14打点、4本塁打で柳田を欠いた打線をけん引した。

 どんな相手でも絶対にただでは終わらない。近藤が抜群の安定感を誇る阪神先発・才木に一太刀を浴びせた。

 「受け身になり過ぎないように。しっかりスイングを仕掛けていくことができました」

 0―4の7回先頭でカウント3―1からの直球を振り抜いた。強烈なライナー性の打球は、ぐんぐん伸びて右中間テラス席に着弾した。前日15日の同戦で初回に放った3ランに続く2試合連続弾。本塁打、打点の2冠に輝いた昨季に続く2年連続3度目の2桁本塁打となる10号ソロで一矢報いた。

 交流戦首位で並んでいた楽天が広島に快勝し、チームは敗れて優勝を逃したが最後まで反攻態勢を貫いた。「出塁は譲れない。僕と言ったら出塁」と1―4の9回2死では岩崎の11球目を見逃して四球を選び、交流戦を終えた。

 12日のヤクルト戦で左翼守備中に右手を負傷し、翌13日に捻挫の診断を受けたが主軸として出続けた。「ケガの瞬間は“これはやばいな”っていうのはありましたが骨折っぽくないなと。守りはきついけど(バットを)振れるならいこうと」。負傷後も不動の5番打者として4試合連続DHで出場。13日に連続試合安打が11で止まったが、最終カードの阪神3連戦で4安打4打点2本塁打締め。この日の4回1死では痛めた右手一本でフェンス直撃の右越え打を放つなど順調な回復ぶりも示した。

 チームは5カード連続勝ち越しで交流戦を12勝6敗で終えた。小久保監督は「近藤の活躍とピッチャー陣の安定。誰かが悪ければ、誰かがカバーした」と称えた。「ギーさん(柳田)が離脱してしまったけど、みんなでよく頑張ってこれたと思います」と近藤にも手応えはある。

 21日のリーグ戦再開まで4日間のブレークに入る。15日にプロ初本塁打を放った笹川は経験を積むため2軍に戻り、ファーム調整中の川村が再昇格する見込み。リーグトップの打率・346、山川に2本差とした10本塁打の近藤は不変の主軸だ。「まだ先は長いですが、まずはグラウンドに立つことを意識してやっていきたい」。出続ける、打ち続ける。頼もしさは増す一方だ。(井上 満夫)

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