1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

虎の連敗ストッパー才木が12球団単独トップ8勝目 連続無失点ストップもレジェンドの村山、バッキー超え

スポニチアネックス / 2024年6月17日 5時16分

<ソ・神>6回、山川を三振に仕留め、ガッツポーズをする阪神・才木(撮影・平嶋 理子)

 ◇交流戦 阪神4ー1ソフトバンク(2024年6月16日 みずほペイペイD)

 阪神・才木の快進撃が止まらない。7回5安打1失点で9奪三振。両リーグ単独トップ、自己最多タイの8勝目を挙げた。失点は7回、近藤に被弾したソロ本塁打による1点のみ。「先頭(打者)を出しても、“今日はこういう日やな”と割り切って。何とか0で、という展開でいけた」と汗を拭った。

 初回に4点の援護をもらってのスタートだった。「いきなり4点って多分めっちゃ久しぶり。逆にちょっと難しかった」。それを察していたかのように、岡田監督は投手コーチを通じて才木へ「4点入ったから、それだけ注意せえよ、言うて。安心してまうしな」と助言。右腕は4回まで毎回安打を許す展開ながら、直球とフォークに偏らずスライダーを挟むなど、丁寧な投球でソフトバンク打線を分断した。6、7回は6アウトのうち5個が三振。今季計71奪三振とし、リーグトップの巨人・戸郷に並んだ。

 自分自身のコントロールを保ち、好調を持続させている。教訓になったのは、今季ワーストの3失点を喫した4月28日のヤクルト戦(甲子園)。この試合は「真っすぐの調子がめちゃくちゃ良かった」と回想。そこで余計な力が入ってしまった。「良い感じだったので、つい力んだ。良い時ほど自分をコントロールして、落ち着いてやらなあかんなと思った」。5月19日ヤクルト戦の2回から続けていた連続イニング無失点は、35回1/3でストップ。1965年にバッキー、70年に村山実と、球団の両レジェンドが記録した「34」を上回る安定感だ。

 チームの連敗を止めるのは今季これで4度目。悪い流れを止め続けている。それでも、「今日は最後のホームランだけもったいなかった。ああいう打者(近藤)に初球からもっと勝負できれば」と、今季の交流戦を防御率0・00で終えられなかった悔しさものぞかせた。エース級の活躍を誇っても、まだまだ進化を止めるつもりはない。(松本 航亮)

 【江夏豊41イニングに次ぐ4番目の長さ】○…才木(神)は7回1失点でリーグ単独トップの8勝目。キャリアハイの23年8勝に早くも並んだ。7回の1失点は5月19日ヤクルト戦の初回2失点以来。この間の35イニング1/3連続無失点は、2リーグ制以降の阪神投手では69年江夏豊の41イニングに次ぐ4番目の長さになる。

 ○…交流戦での失点は18年6月17日楽天戦4回の2失点以来で、連続イニング無失点は44でストップ。23年は初登板から3試合21イニングを無失点で終え防御率0.00。今季もここまで2試合17イニングを無失点で、初回に交流戦の規定投球回(18回)に到達。自責点なしで登板を終えていれば、交流戦史上初、自身2度目の防御率0.00を確実としていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください