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広島 末包タイムリーなどで終盤に反撃3点 新井監督は粘りを評価「最後まで諦めない良い攻撃だった」

スポニチアネックス / 2024年6月17日 6時3分

<楽・広>8回、広島・末包が適時打を放つ(撮影・村上 大輔)

 ◇交流戦 広島3ー5楽天(2024年6月16日 楽天モバイル)

 リーグ首位の広島は16日、楽天に3―5で敗れ、今季の交流戦を10勝8敗で終えた。5点を追う8回2死二塁で末包昇大外野手(28)が反撃の口火を切る左前適時打を放ち、9回には途中出場の羽月隆太郎内野手(24)の左前打を皮切りに2点を返した。2回の守備で菊池涼介内野手(34)、堂林翔太内野手(32)が失策。拙守からの複数失点が最後まで響いた形だが、終盤の粘りはリーグ戦再開に向けた収穫となった。 

 0―5で迎えた8回。眠っていた打線が目を覚ました。1死二塁から末包が酒居の外角低めのフォークにバットを折られながらも、しぶとく左前適時打。鯉打線の反撃開始だ。

 「何とか、最後に打てて良かった。久しぶりに仕事できたので、これをリーグ戦に戻っても続けていけるようにしたい」

 6日の日本ハム戦以来9試合ぶりの打点。7回までは楽天の小刻みな継投の前に三塁も踏ませてもらえず、苦戦を強いられたが、終盤に大砲が意地を見せると、1―5の9回にも打線がつながった。

 抑えの則本に対し、途中出場の選手たちが役割を遂行。1死後、7回から三塁の守備に就いていた羽月が、追い込まれながらもチェンジアップを左前打。続く堂林の右中間二塁打で二、三塁とし、7回の代打から出場した大盛の二ゴロの間に1点を返した。なおも2死三塁。8回から左翼の守備に就いていた宇草が、左中間への適時二塁打を放った。

 羽月が言う。「カープが強くなっていくためには若い力が必要だと、選手も分かっている。これからもっと切磋琢磨(せっさたくま)して強くなっていきたい」。その言葉の通り、小園、矢野、二俣ら若手の活躍がチームの底上げにつながり、セ・リーグ首位に立つ原動力となっている。この日は終盤の反撃も及ばず敗れたものの、新井監督は粘りの攻撃を評価した。

 「8、9回と相手チームのセットアッパーとクローザーから得点して、最後まで諦めない良い攻撃だったと思います」

 交流戦は10勝8敗の5位タイで終えた。17年以来、7年ぶりの勝ち越し。22年まで3季連続最下位の“鬼門”で貯金を2個つくった。2位の阪神、巨人、4位のDeNAと3ゲーム差という混戦の中で、若手の奮闘が目立っている。指揮官は「選手が本当によく頑張ってくれた。4日間空くので、しっかり休んで、レギュラーシーズンに戻りたいと思う」と充実感を漂わせ、21日からのリーグ戦再開へ気持ちを切り替えた。(長谷川 凡記)

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