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岸川勝也氏 ソフトバンクは柳田の故障離脱はあったが「5番・近藤」を動かさなかったのはポイント

スポニチアネックス / 2024年6月17日 5時2分

<ソ・神>7回、右越え本塁打を放った近藤(手前)を迎えるソフトバンク・小久保監督(左から2人目)ら(撮影・平嶋 理子)

 ◇交流戦 ソフトバンク1ー4阪神(2024年6月16日 みずほペイペイD)

 【岸川勝也 視点】ソフトバンクは交流戦序盤に柳田の故障離脱はあったが、栗原の状態が上がってきて悩むことなく空いた3番に置けた。山川の後を打つ近藤は5番を外しづらい。走者を置いてより多く、彼に回すことが優先されるべきだからだ。3番に近藤を起用していれば、違う結果になったかもしれない。「5番・近藤」を動かさなかったのはポイントだ。

 山川にホームランが出なかったが、見る限りはメカニズムの問題。ちょっとしたことで状態は取り戻せる。若手も台頭した。広瀬や笹川はまだまだ、修正する点は多いが2人ともバットを振れる。チームに少しずつ、変化が起きてきそうだ。

 巨人戦は負け越したが、その後5カード勝ち越し。「22」と優勝チームのような貯金ができた。不安なのは近藤や山川といったこれ以上の主力の離脱だが、DHをうまく使えばその心配もないだろう。(スポニチ本紙評論家)

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