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ドジャース・由伸 右上腕三頭筋の張りで2回緊急降板…軽症示唆もダルはTJ手術だった 17日精密検査

スポニチアネックス / 2024年6月17日 1時32分

<ドジャース・ロイヤルズ>マウンドでストレッチをする山本(撮影・光山 貴大)

 ◇インターリーグ ドジャース2―7ロイヤルズ(2024年6月15日 ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手(25)が15日(日本時間16日)、本拠地でのロイヤルズ戦に先発も右上腕三頭筋の張りで2回1安打無失点、わずか28球で緊急降板。チームも2―7で完敗した。試合後、山本は軽症であることを示唆したが、16日(同17日)にも精密検査を受ける予定。12年総額3億2500万ドル(決定時約462億円)の大型契約を結び、ここまで6勝を挙げている右腕の今後が心配される。

 ドジャースベンチに緊張が走る。トレーナーの報告を受けたデーブ・ロバーツ監督の表情も一気に曇った。2回まで28球で無失点に抑えていた山本ではなく、3回に登板したのは救援右腕グローブ。ファンはどよめいた。

 球団発表は「右上腕三頭筋の張り」。試合後、山本は「少しずつ張りが強くなった」と説明した。実際、前回7日に勝敗つかずも7回無失点の快投を演じたヤンキース戦で98・4マイル(約158キロ)だった最速は95・9マイル(約154キロ)で平均球速も97マイル(約156キロ)から94・1マイル(約151キロ)。試合前練習でも張りがあったことを明かし「そこを意識したフォームになってしまった」と語った。

 張りが出たのはヤ軍戦後。当初は中5日で自身のボブルヘッド(首振り人形)が配布される13日のレンジャーズ戦に登板予定だったが、11日に登板2日前のブルペン投球を回避した。翌12日にロバーツ監督は「余分に休養を与えた。体は大丈夫」とコメント。総合的な判断で中7日で先発したが、裏目に出た。

 16日に医師の診断を受ける山本は「(離脱が)長くなるような感覚はない」と語ったが、指揮官は負傷者リスト(IL)入りについて「高い確率だ」と言った。ボールやマウンドの違いで14年のヤンキース・田中(現楽天)や18年のエンゼルス・大谷(現ドジャース)などメジャー1年目で故障離脱する日本投手は多い。ダルビッシュはレンジャーズ時代の15年に同じ箇所の張りを訴え、「右肘じん帯損傷」と診断されてじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)も受けた。12年の大型契約を結ぶ右腕が長期離脱となれば、そのダメージは計り知れない。(笹田幸嗣通信員)

 ≪破棄条項行使機会29、31→31、33年も≫山本がド軍と今年から結んだ12年総額3億2500万ドルの大型契約には、29年と31年のワールドシリーズ後の2度の破棄条項の行使(オプトアウト)の機会が与えられている。だが29年までにトミー・ジョン手術などを受けるか、肘の故障でサービス期間中(メジャーのサービス期間は年に187日)に負傷者リストに134日連続で入った場合は、行使の機会が29、31年から31、33年に変更となる。

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