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日本ハム・万波 菅野撃ち9号ソロで「11球団制覇弾」

スポニチアネックス / 2024年6月17日 6時3分

<日・巨>6回、勝ち越しソロを放つ万波(撮影・高橋 茂夫)

 ◇交流戦 日本ハム3―3巨人(2024年6月16日 エスコンF)

 日本ハム・万波中正外野手(24)が16日、巨人戦に「5番・右翼」で出場し、2―2の6回に菅野智之投手(34)から一時勝ち越しとなる右越え9号ソロを放った。これで今季交流戦は4発目で、所属する日本ハム以外の全球団から本塁打を放ち、「11球団制覇」を達成した。チームは引き分けて交流戦負け越しが決まったが、18日の阪神戦(甲子園)でもアーチを描き、勝利を目指す。

 マウンドに立つのは沢村賞を2度獲得した菅野だ。初対戦だった万波は簡単に打てないと感じていた。それでも、若き主砲としての意地を見せた。

 「いい打撃だった。本当に凄いピッチャーですし、前の2打席はいいようにやられていたので、一矢報いることができたのは本当によかった」

 同点の6回1死だ。2打席連続で空振り三振に仕留められていた中で迎えた3打席目。菅野の宝刀スライダーを頭に入れながら、どの球種でも対応する準備をした。そして、4球目の147キロ直球に反応し、コースに逆らわずに逆方向へ。右翼ブルペンへ運ぶ9号ソロに「完璧に投げ切られてやられた感覚が大きかったので、いつも通りのアプローチみたいなことを心がけた。スライダーに行きたくなったけど、真っすぐは(頭から)消さないようにしていい結果になった」と納得の一発を振り返った。

 入団した18年にはすでに2度の最多勝を獲得するなど球界トップクラスだった菅野からの一打に「プロに入る前から第一線で活躍してる選手なので、本当にうれしかった」とはにかんだ。試合は引き分けに終わったが、新庄監督も「あれができたら頼もしい。変化球を意識しながら真っすぐが来て払ったというか。もう一回やれって言ってもできない打撃」と目を丸くするほどだった。

 今季は阪神、ヤクルト、中日から一発を見舞い、セ球団では、巨人戦だけ本塁打を放っていなかった。このアーチがプロ6年目で“11球団制覇弾”となった。普段対戦のないチームからも本塁打を打てることは技術と対応力が上がった証拠だ。

 今季の交流戦は負け越しが決まったが、18日の阪神戦がまだ残っている。「なんとか勝って終わりたい。勝ちにつなげられるような一本を打てるように頑張りたい」。敵地・甲子園を静まりかえらせるアーチを架け、万波は交流戦明けの戦いにも弾みをつける。(田中 健人)

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