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青学大が初連覇!大学選手権“無双”7度出場6度V、通算27勝1敗 安藤チルドレンで黄金期再来

スポニチアネックス / 2024年6月17日 5時2分

<青学大・早大>初の連覇を飾り歓喜する青学大ナイン(撮影・五島 佑一郎)

 ◇第73回全日本大学野球選手権最終日・決勝 青学大2―1早大(2024年6月16日 神宮)

 青学大が早大に2―1で逆転勝ちし、初めての連覇となる6度目の優勝を飾った。2番手左腕バデルナ・フェルガス投手(3年)が4回を、3番手の150キロ右腕・鈴木泰成投手(2年)が2回をいずれも無失点投球の好救援。10、11年の東洋大以来13年ぶり史上8度目、6校目の連覇に貢献した。東都大学としても27度目の優勝。東京六大学と並ぶリーグ別最多となった。

 18年ぶりの頂点に立ってから371日。1年前は涙をこらえ、30秒以上も言葉が出てこなかった安藤寧則監督は、晴れやかな笑顔だった。初めての連覇を果たし3度、宙に舞い「幸せですね。本当に褒めてやりたい」とナインを称えた。

 4回、先発の3年生右腕・中西が1点を先制され、なおも無死三塁。来秋ドラフト候補の3年生左腕バデルナが、後を継いだ。得意のスライダーで8、9番を連続三振。続く東京六大学の今春首位打者、尾瀬を左飛に仕留めガッツポーズを決めた。直後に味方が逆転すると、4イニングを2安打無失点。今大会全4試合に登板し、計8回2/3を1失点に抑え「抑えることができて、責任を果たせた」と胸を張った。残る2回は26年ドラフト上位候補の2年生右腕・鈴木が、無安打投球。1点差を守り「胴上げ投手になりたいと思っていたので最高」と歓喜の輪で両手を突き上げた。

 昨年の二枚看板、常広が広島、下村が阪神のドラフト1位でプロ入り。課題は投手力だった。「だからこそ“やらないと”という覚悟が生まれた」とバデルナ。ベンチ入り7投手中、4年生は児玉のみの若き投手陣が、リーグ3連覇と日本一連覇を支えた。

 大学野球関係者が“日本一早い”と呼ぶ安藤監督のスカウト力が、黄金期再来につながった。「うちに来たいと聞けば全員自分の目で見ている」。バデルナは初めて背番号をつけた日本航空(山梨)3年春、鈴木はケガで悩んでいた東海大菅生(東京)2年秋に声をかけ、手塩にかけて育てた。

 学校別では2位タイの6度目の頂点。7度の出場で全て決勝に進み通算27勝1敗、勝率・964を誇る。「まだまだなチーム。これからも一緒に向上心を持ってやっていきたい」と安藤監督。秋季リーグ戦と明治神宮大会を加えた、青学大史上初の“年間4冠”へ一歩、近づいた。(村井 樹)

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