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連勝中で光った井上の犠打 DeNAのシーズン終盤の戦いのヒントがここにある

スポニチアネックス / 2024年6月17日 8時2分

DeNA・井上

 DeNAは交流戦を11勝7敗で終えた。最後は7連勝締め。リーグトップのチーム打率・250の打線に注目が集まるが、記者は連勝中に「おっ」と驚く序盤の攻撃を目にした。それは14日の西武戦。0―0の3回無死一、二塁で9番の井上が犠打に成功。その後に2死二、三塁から度会の遊撃への内野安打で先制し、5―1で勝利して5連勝となった。

 チームは5月24日からの広島3連戦に3連敗して交流戦に入った。最初の楽天、日本ハム、オリックス、ソフトバンクの4カード、12試合を終えた時点で5勝7敗。この間に記者はパ・リーグの野球の質の高さを実感した。最も印象に残っているのは2日の日本ハム戦の3回。1―2と相手にリードを許す中、無死二塁で2番・松本剛が犠打をしっかりと成功させた。22年に首位打者に輝いた安打製造機が役割を果たし、続く郡司が左前適時打。この試合、DeNAは2―9で大敗した。

 実はこの時期、序盤から併殺打を重ねていた攻撃について、報道陣から三浦監督に序盤の犠打を含めた攻撃の可能性を問う質問が飛び、指揮官は「序盤なので…」と回答していた。もちろん、絶対に序盤はバントをしない、ということではない。だが、記者は確かに開幕当初から序盤にバントで進塁させる攻撃を見ることは少なかった。

 14日の井上のバントは基本通りの三塁前。その見事なバントは攻撃にリズムをつくった。今後は順位争いが激しくなってくるだけに、持ち前の強力打線に犠打や盗塁がバランス良く絡めば、リズムはさらによくなる。中軸には強打者が並ぶだけに、攻撃にバリエーションが増えれば、4年目の三浦DeNAに「面白い結果」が待っているような気がする。(記者コラム 大木 穂高)

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