大谷HRボール 2発目は中国系アメリカ人の男性がキャッチ「彼はアジアン・コミュニティーの象徴」

大谷の19号本塁打をキャッチしたピーター・ユウさん

　◇インターリーグ　ドジャースーロイヤルズ（2024年6月16日　ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手（29）が16日（日本時間17日）、本拠でのロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場。第3打席で19号を放ち、今季2度目の1試合2発をマークした。

　初回1死の第1打席は四球を選んで出塁。3回1死の第2打席は中堅左へ18号ソロを放ち、4試合ぶりのアーチで先制点を奪った。

　6回、先頭で第3打席に入ると、初球の内角寄りのスライダーを捉え、右翼席へ2打席連発アーチを放った。

　その6回の2発目をキャッチしたのが「ロサンゼルス生まれのロサンゼルス育ち。もちろんドジャースファン」というピーター・ユウさん（38）。「とても興奮している。初めてホームランボールをキャッチした。最高のことは大谷翔平からのボールをゲットできたことだ」と興奮を隠しきれなかった。

　大谷については「彼はアジアン・コミュニティーの象徴だ。本当に偉大な選手で彼を愛しフォローしている。彼は素晴らしい人間だ。僕は中国系アメリカ人で友人は日本人も多い。僕はジャパニーズコミュニティーの中で育ったんだ」と誇らしげ。「彼はアイドルだ。彼がアジアンコミュニティーにもたらしたことを私は尊敬している。彼は偉大な日本人選手であり、みんなが彼を尊敬している。多くの若い子たちも彼を尊敬している」と熱く語った。

　結婚はしているものの子供はいないというユウさん。仕事は「看護師」だといい、大谷に対するメッセージには「彼のやっていることが大好きだ。この調子で頑張ってワールドシリーズで優勝してほしい」とエールを送っていた。