「個人情報はネットから削除すべし」 ギャンブラーから選手が身を守る術を元NY市警の刑事がアドバイス
スポニチアネックス / 2024年6月17日 9時57分
USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者が元ニューヨーク(NY)市警察の刑事ジョン・ティンパナーロ氏に取材、選手はギャンブラーから身を守るために積極的に対策を講じるべきだと16日(日本時間17日)に報じている。
9日、同記者はMLBが近年スポーツ賭博市場に積極的に参入し、賭博会社と提携するようになり、新たにばく大な収入源を得たが、一方で選手やその家族がお金を失った人から脅迫を受けるなど危険な状況に置かれていると警告した。この日は、25年の経験を持つ元刑事で現在はセレブや裕福な顧客のための警備に従事しているプロにアドバイスを求めている。
「これはほんの始まりに過ぎず、次のレベルになっています。選手は選択の余地がなく、とても危険でギャンブル中毒になった病気の人々に対処しなければならない。被害を軽減するために自分で対策を講じることが求められている」とティンパナーロ氏。アドバイスは具体的だ。「ウェブブラウザーを開き、自分の個人情報、フルネームを入力して調べてみてください。ソーシャルセキュリティーナンバーの一部やメールアドレス、電話番号、自宅の住所などが見つかるかもしれない。人々があなたの個人情報を知らないとは思わないでください。自分でしっかり調べることが必要です。その上で自分の情報をインターネットから削除し、全て取り除くべきです」
「少しお金を使って、個人旅行の際には事前調査を行いましょう。盗聴器、カメラ、録音装置などがあると想定し、それらの対策を講じることが重要。特に脅迫を受けた場合には、そのような追加の手順を踏む必要がある」
「ソーシャルメディアは問題。コメント、写真、動画などの投稿を全て削除すれば、より安全になります。それが現実的でない場合があることは理解していますが、安全を求めるならそうすべきです」
「脅迫の被害者になった場合、真剣に受け止めてください。毎日同じ車で同じルートを通って球場に行くのは、ターゲットになりやすいです」
ティンパナーロ氏は悪夢のシナリオがすぐそこまで来ていると言い切る。「次のレベルは恐ろしいものです。恥ずかしがらずにプロフェッショナルを雇うことを考えてください。私たちは法執行機関のベテランでさまざまな事態を目にしています」
(奥田 秀樹通信員)
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