【棋聖戦第2局】藤井棋聖に挑む山崎八段、2年ぶりの向かい飛車「最後の大舞台の思いで」覚悟を秘策に託す
スポニチアネックス / 2024年6月17日 11時7分
将棋の第95期棋聖戦5番勝負第2局は17日午前9時、新潟市西蒲区の「高志の宿 高島屋」で藤井聡太棋聖(21)の先手で始まった。戦型は後手・山崎隆之八段(43)の向かい飛車に進んだ。
居飛車党の山崎は相掛かりを得意とし、力戦派で知られる。序盤早々に定跡を離れ、経験や知識よりも対局場での読みで勝負するタイプだ。
この日採用した振り飛車の戦法である向かい飛車は、先手なら飛車を2筋から8筋、後手なら8筋から2筋へ大きく振る。相手の飛車と縦に向き合うことから付いた。
山崎の向かい飛車は22年8月1日の第35期竜王戦決勝トーナメントの永瀬拓矢王座戦以来2年ぶりという秘策。先手・永瀬の居飛車に対し、山崎が3段目に角、銀2枚を上げ、20手目に飛車を8筋から2筋へ振った。王は囲いに収まらない44手目、左桂を5段目へ跳ね出して後手から積極的に開戦。50手目、1段目に沈んだ地下鉄飛車を再び8筋へ振り直している。
対局は両者の桂4枚が乱舞する華々しい戦いの末に、山崎が108手で勝利。挑戦者決定3番勝負へ進出した。
では、負ければ早くも5番勝負の後がなくなる第2局。14手目に向かい飛車を明示した山崎はどう攻めを構築していくのか。17日も30度近い最高気温が見込まれる新潟市で、「最後の大舞台の思いで指す」と戦前語った山崎の熱い戦いが始まった。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「両取り逃げるべからず」で勝負あり 藤井棋聖が山崎ワールド封じ、防衛に王手 ヒューリック杯第95期棋聖戦五番勝負第2局
マイナビニュース / 2024年6月18日 11時30分
-
【棋聖戦】山崎八段 千日手が嫌で「気が変わった」 美学に反して予定変更も藤井棋聖にとがめられて連敗
スポニチアネックス / 2024年6月17日 20時30分
-
【棋聖戦】藤井棋聖が111手勝利 永世称号最年少に王手も「意識せず」 20日の大一番へ「いい将棋を」
スポニチアネックス / 2024年6月17日 19時43分
-
山崎隆之八段 藤井棋聖に連敗し初タイトルへ崖っ縁 積極的に動くも「後悔しながら指していた」
スポニチアネックス / 2024年6月17日 18時44分
-
昼食休憩前に動いた山崎八段、後手4五桂 藤井棋聖の応手に注目、棋聖戦第2局中盤情勢
産経ニュース / 2024年6月17日 12時34分
ランキング
-
1有吉弘行「なんでも従いますので…どうか家族の盗撮やめてください」一部週刊誌の報道に不快感と切実な願い
スポニチアネックス / 2024年6月25日 22時29分
-
2踊る新作『室井慎次』キャスト9名発表 矢本悠馬、生駒里奈、丹生明里、佐々木希ら最新映像に登場
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月25日 21時0分
-
3『ミヤネ屋』と『ゴゴスマ』視聴率バトルに異変。“MCのブランドイメージ”で分かれた明暗
日刊SPA! / 2024年6月25日 15時52分
-
4“令和の峰不二子”阿部なつき ビーチショットで“美くびれ”披露に「凄い」「疲れ吹き飛んだ」
スポニチアネックス / 2024年6月25日 10時37分
-
5真木よう子、久々の公の場で元気な姿 共演の森山未來を「内側から出る色気が半端ない」と絶賛
スポーツ報知 / 2024年6月25日 20時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください