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高知東生 薬物依存テーマの映画で台本見て驚き「せりふを超えて、素直に自分の気持ちが」

スポニチアネックス / 2024年6月17日 16時27分

高知東生

 俳優の高知東生(59)が17日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)にゲスト出演し、主演映画「アディクトを待ちながら」(監督ナカムラサヤカ、29日公開)の製作裏話を語った。

 薬物依存からの回復をテーマにした作品。高知は薬物所持で捕まる、売れっ子ミュージシャンを演じた。過去に薬物事件で逮捕された俳優も出演。「依存症の当事者をはじめ、家族の人たちが多数参加してくれて、この作品を作り上げた。社会へのメッセージを残して、チームで作り上げた作品ですね」と説明した。

 作品の撮影過程で、高知は驚くべき事実を知ったという。「最初は気づかなかったんですけど、僕以外のキャスト(の台本)には、僕がストーリーで最終的には出てこないんですよ」。他の出演者は、高知とは内容が違う台本を渡されていたという。「ずっと“この人(高知)は、当日イベントがあるのに、入り時間に全然入って来ない。もしかして、スリップ(再び薬物を使用する)したんじゃないか?再発したんじゃないか?とかいうので、みんなの前に姿を出すことができないんじゃないかと思って、来ないんじゃないか?”と、いろんな憶測が飛び交う。そんな中でストーリーが終わっちゃっている」。しかし、「実際にはすべてサプライズで、“高知さんが登場する”とは一切言っていないんで。(他の出演者たちは)知らないんです」と、そのからくりを明かした。

 監督からは自身の役柄について「骨組みだけは教えてくれて」というが、台本を開くと「せりふのところは白紙なんですよ」。16年に覚醒剤取締法違反で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた高知。製作サイドからは、その経験を作品に投影するよう託されたという。

 「僕が今どういう生き方をし、生き直しているか分かっている人なので、“芝居はいりません。自分のありのままを言語化して、そのままカメラの前にやって下さい”と」。せりふの多くはアドリブだったが、「せりふって作れるもんですね。今思うと、せりふを超えて、素直に自分の気持ちが表れたんだと思いますね」と振り返っていた。

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