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高知東生 母との永遠の別れ…最後の言葉に今も後悔「何で言ってあげられなかったんだろう」

スポニチアネックス / 2024年6月17日 18時18分

高知東生

 俳優の高知東生(59)が17日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)にゲスト出演し、母との永遠の別れについて語った。

 小さいころから両親の存在を知らされず、祖母とおじ夫妻の家で育った、複雑な家庭環境を経験。小5で実母と暮らし始めたが、2日も家を空けたり、食事の代わりに現金が置いてあったりと、普通の幸せとはほど遠い生活だったという。後に母が、徳島で有名な暴力団の親分の愛人だったことを知らされた。

 高校は全寮制で、野球に打ち込んだ高知。母との別れの瞬間を、今でも覚えているという。「おふくろが僕に最後に言った言葉が、自殺の2時間前ですね。本名、丈二って言うんですけど、“丈二、私、きれいかな?”って。“何バカなこと言ってるんだ。バカじゃねえか?”って」。寮の消灯時間が迫っている時のやりとり。「“寮に帰るぞ”って、ドアを閉めようとした時に、おふくろが泣きながら俺に手を振ってたんです。何だ?と思った」。母が自動車で事故を起こしたと聞いたのは、その2時間後だったという。そのまま母は帰らぬ人となった。

 自身が置かれた境遇から、「おふくろを恨んでいた」という高知。しかし、亡くなる半年ほど前から、母の変化を感じていたという。「死ぬ半年くらい前から、料理もろくに作ったことのない母親が、僕野球部だったんで、試合が近くなると、学校で出る給食とは別に、父兄が集まって(食事を)作ってて。そんな中である日、(母が)すっぴんでジャージー姿で手伝ってるんですよ。それまで着物と組の法被を着ているおふくろしか見たことがなくて。何なんだろうって」。一度きりの気まぐれと高をくくっていたというが、「足を何度も運んでくれて…。あれほど恨んでいたのに、このうれしくなる気持ちって何だろう?と思って。自分も心の扉を開こうとしたら、それが起きた」と明かした。

 「僕、恨んでいながら、そう言いながら、大人になっても、何でおふくろに“きれいだよ”って一言、言ってあげられなかったんだろうっていうのが、ずっと引っかかっていて。でも、僕にしてみれば、真実と答えが分からないから、怒りと恨みを持つことで、生きていくパワーに変えようと」。母を許し、寄り添うことができなかったことに、後悔の念を口にした。

 パーソナリティーの大竹まことが「きれいなお母さんだったんだろうなあと思いますね」とつぶやくと、高知は「写真は1枚しかないですけど、形見は。めっちゃきれいですね」と答えていた。

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