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山崎隆之八段 藤井棋聖に連敗し初タイトルへ崖っ縁 積極的に動くも「後悔しながら指していた」

スポニチアネックス / 2024年6月17日 18時44分

カド番に追い込まれた山崎隆之八段(撮影・我満 晴朗)

 将棋の第95期棋聖戦5番勝負第2局は17日、新潟市西蒲区の「高志の宿 高島屋」で指され、初タイトルを狙う後手の挑戦者・山崎隆之八段(43)が藤井聡太棋聖(21)=王将含む8冠=に111手で敗れた。これでシリーズ対戦成績は0勝2敗となり、後がなくなった。

 午前中は互いに駒組が続いたが、山崎の桂馬がはねてから盤面が動いた。「王の守りが薄いままだったが、行きたくなって行ってしまった。そこを藤井棋聖にとがめられたかなと。後悔しながら指していた」と対局後に振り返った。大盤解説場でも「自分から動いて苦しくなったが、意欲的に動くのが自分の持ち味。相手が強かったのと、自分にまとめる力が足りなかった。感想戦で聞いてみたい。それがダメだったら動いちゃダメだと反省します」と言い笑わせていた。

 山崎は角換わりを回避した後、14手目で10分の考慮時間を投入し、向かい飛車を選択した。対局後に「後手番ということで当日までずっと悩んだ。昔似た形をやったことがあったので、それを工夫して採用してみた」という秘策。山崎の後手番向かい飛車は22年8月1日の永瀬拓矢王座戦(竜王戦決勝トーナメント)以来だったが、及ばなかった。

 約15年ぶり2度目のタイトル挑戦。本紙のインタビューでは今年3月、左目の緑内障と診断されたことを告白しており、「最後の大舞台の思いで指す」と覚悟を持って臨んでいる。悲願の初タイトルへ崖っ縁に立たされたが、「追い詰められたが、先手番なのでしっかり準備して、作戦を考えていい勝負をしたい」と第3局の巻き返しに全力を尽くす。

 藤井は今回防衛すれば中原誠十六世名人(76)の23歳11カ月を抜き、53年ぶりに永世タイトルの最年少記録を更新する。

 第3局は7月1日、愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」で行われる。

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