【欧州選手権】スロバキアが“V候補”ベルギーから金星! VAR判定にも救われ零封勝利飾る

＜欧州選手権　ベルギー・スロバキア＞ベルギーを撃破し、喜ぶスロバキア代表イレブンら（ロイター）

　◇欧州選手権1次リーグE組　スロバキア1―0ベルギー（2024年6月17日　フランクフルト）

　サッカーの24年欧州選手権ドイツ大会は17日、3大会連続3回目の出場となるスロバキア（FIFAランク48位）が1次リーグ初戦でベルギー（同3位）に1―0と勝利。“優勝候補の一角”と見られていた国際Aマッチ15戦無敗（10勝5分け）の強豪国を下し、白星発進を決めた。

　試合は前半2分、いきなりピンチを迎えるもFWルカク（ローマ）の放った至近距離からのシュートをGKドゥブラフカ（ニューカッスル）がファインセーブ。ゴールを死守すると同7分、敵陣ゴール前での横パスをFWシュランツ（スラビア・プラハ）カットしヒールパス。ここでMFクツカ（スロバン・ブラチスラバ）がシュートを放つと、相手Gkに防がれたこぼれ球をFWシュランツが押し込み貴重な先制点を奪った。

　同21分にGKドゥブラフカがプレッシャーを受けパスミスをしてしまうも、FWトロサール（アーセナル）の放ったシュートが外れ命拾い。後半11分にはFWルカクにゴールネットを揺らされたがVAR判定により、FWルカクのポジションがオフサイドだったため同点にはならず。

　同17分にもピンチを迎えたが、途中出場FWバカヨコ（PSV）の放ったシュートをゴール目前でDFハンツコ（フェイエノールト）が体を張ってクリア。同41分にはまたもFWルカクにゴールネットを揺らされたが、VAR判定によりその前にハンドがあったとして得点取り消し。

　GKドゥブラフカを中心とした守備陣が奮起し、虎の子の1点を最後まで守り抜き白星発進を飾った。