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ドジャース・大谷 今季初2打席連発18&19号!チームに勇気与える2発

スポニチアネックス / 2024年6月18日 1時31分

<ドジャース・ロイヤルズ>3回、ソロを放ちひまわりの種シャワーを浴びる大谷(撮影・光山 貴大)

 ◇インターリーグ ドジャース3-0ロイヤルズ(2024年6月16日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が16日(日本時間17日)、ロイヤルズ戦に「2番・DH」で出場。決勝弾となる先制18号ソロ、今季初の2打席連発となる19号ソロを放ち勝利に導いた。ムーキー・ベッツ内野手(31)が左手骨折、山本由伸投手(25)が右肩腱板損傷でともに長期離脱が決定。窮地のチームに勇気を与える2発だった。父の日の本塁打はア・リーグMVPを獲得した21、23年に続く3度目。

 縦に落ちるスライダーを、豪快に“救い”上げた。大谷が6回先頭で、初球を今季初の2打席連発となる19号ソロ。今季最大39度の高角度、着弾まで5・9秒の大アーチが右翼席中段に届いた。

 決勝弾となったのは3回1死走者なしからの1発目。4試合17打席ぶりの18号は、珍しく手応えを口にした。「あそこの方向に飛距離が出ているのは、良い状態じゃないかなと思う。いい気持ち、いい感覚だった」。先発右腕シンガーの92マイル(約148キロ)のシンカーを中堅左へ。451フィート(約137・5メートル)は今季2番目の飛距離だった。2打席連発は昨年7月27日のタイガース戦以来325日ぶり。チームに勇気を与える2発だった。

 前日、右腕の異変を訴え緊急降板した山本が、右肩腱板損傷で前半戦絶望に。7回には1番・ベッツが死球を受け、左手骨折。2位に8ゲーム差で地区首位とはいえ、主力2人が長期離脱という危機に直面した。「タフな瞬間ではもちろんある。欠かせない選手。早期回復を祈りながら、みんなでカバーしていくしかない」と大谷。デーブ・ロバーツ監督は「翔平は男だ。1本目は今まで見た中で最高のスイングだった。ボールがよく見えているのを物語っている」と大谷を称え、今後は1番起用する意向を示した。

 米国はこの日が父の日。テレビ中継では「Toru’s son(徹の息子)」と紹介された。「うーん、あんまり打っている思い出はなかったですけど、打ててよかった」としたが、実際はエンゼルス時代にいずれもア・リーグMVPを獲得した21、23年に続く「父の日弾」。吉兆の本塁打でリーグトップには1本差に迫った。

 自身の加入で形成された「1~3番MVPトリオ」からベッツを欠く苦境で、期待はさらに高まる。「キーになる選手が抜けるのは打線の中でアプローチも変わる。打順も変わってくる」。本拠には今季2番目に多い5万2789人のファンが集まった。「大谷が救ってくれる」と思わせる2発だった。(笹田幸嗣通信員)

 ≪「2戦連発→1試合2発」は量産合図≫大谷が18、19号で6月5本塁打目となった。前回は12日レンジャーズ戦での2試合連発となる17号。月間MVPを獲得した21、23年6月も中旬の「2戦連発→1試合2発」から量産し、21年は計13発、23年は計15本だった。また、18号は飛距離451フィート(約137.5メートル)で、5月5日ブレーブス戦での464フィート(141.4メートル)に次ぐ自身今季2番目。いずれもドジャースタジアムで、15年のスタットキャスト導入後、同球場で450フィート(約137.2メートル)以上を2本は大谷が初。15年以降、同球場の450フィート超の本塁打は12本で、パドレスの本拠ペトコ・パークと並び現存本拠地で最も少ない。

 ≪中国系ファンがHR球キャッチ「彼はアジアン・コミュニティーの象徴。みんなが尊敬している」≫大谷の2発のホームランボールは、いずれもドジャースファンがキャッチした。1本目はマーロン・ノボラさん(40)で「家族そろって“頑固”が付くほどのファンだ。父の日にアメージング。ボールは息子にあげるよ」と笑顔。仕事は車の修理工で大谷のポルシェについては「素晴らしい車だ」と絶賛した。2本目をキャッチした中国系米国人のピーター・ユウさん(38)は「彼はアジアン・コミュニティーの象徴。みんなが尊敬している」と興奮気味に話した。

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