1番起用に見事対応！大谷翔平が3安打1四球1盗塁 ベッツ不在の緊急事態も打線14安打でカバー

＜ロッキーズ・ドジャース＞2回の第2打席で右前適時打を放った大谷翔平（撮影・光山　貴大）

　◇ナ・リーグ　ドジャース9－5ロッキーズ（2024年6月17日　デンバー）

　ドジャースの大谷翔平投手（29）が17日（日本時間18日）、敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。5打数3安打1四球1盗塁でチームの連勝に貢献した。

　初回の第1打席は遊ゴロに倒れたが、1－0の2回2死二塁の第2打席は右前適時打でリードを拡大。スミスの適時三塁打で一塁から快足を飛ばして一気に生還。3点目のホームを踏んだ。

　4回1死の第3打席も右中間へ打球を弾き返すと、外野守備が深いと確認するやいなや一気に二塁を陥れ、単打のはずが二塁打に。6回1死の第4打席も相手2番手・バードの3球目を捉え、左翼線へ運び二塁打とした。1試合3安打は5月14日（同15日）のジャイアンツ戦以来、今季8度目となった。

　8回の第5打席は四球を選んで出塁すると、次打者・スミスの初球でスタートを切り二盗に成功。今季16個目の盗塁はメジャー通算102盗塁となり、日本選手2位・松井稼頭央の記録に並んだ。1位はイチローの509盗塁。9回の第6打席は二ゴロだった。

　前日16日（同17日）のロイヤルズ戦は第2打席で中堅左に18号を放つと、第3打席で19号。今季2度目の1試合2本塁打をマークした。ただ、同戦ではベッツが左手に死球を受け、骨折。この日、負傷者リスト（IL）入りが発表された。離脱したベッツに代わってこの日は「1番」で今季2度目の先発出場した。

　前回1番打者を務めた5月18日（同19日）のレッズ戦は4打数無安打だったが、この日は打って走って躍動。前日の試合後、ベッツの負傷に「早期回復を祈りながら、みんなでカバーしていくしかない」と語った言葉通り、チームを引っ張った。

　打線はベッツに代わって遊撃で先発出場したロハスも3安打1打点と発奮。主軸離脱という緊急事態に負けず、毎回の14安打で9点を奪って快勝した。