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【蹴トピ】FC東京・荒木 “期待”以上に得点量産 五輪候補FWは「ゴール期待値」1・7も今季6ゴール

スポニチアネックス / 2024年6月19日 6時1分

得点とゴール期待値の差分10傑

 Jリーグ公式サイトのデータページが今季リニューアルされ、従来より細分化されたスタッツを知ることが可能になった。人工知能(AI)が算出する「ゴール期待値」もその一つ。実際の得点数と比較することで、決定的なチャンス以外から難易度の高いゴールを量産している選手が見えてくる。 (記録課・矢吹 大祐)

 Jリーグ公認データを扱うデータスタジアム社によると、ゴール期待値は「あるシュートチャンスが得点に結びつく確率を、0~1の範囲で表した指標」と定義される。過去のシュートデータからプレーの状況、ゴールへの距離、シュートの角度などの情報をAIに機械学習させ、チームや個人が得点するチャンスがどれだけあったかを表す数値となっている。

 例えばある選手に無人のゴール前でシュート機会が2度訪れた場合、2に近いゴール期待値が記録される。そこで実際に2得点を奪うことができたかどうか。ゴール期待値よりも実際の得点数が多ければ難易度の高いゴールが多く、逆なら決定機を多く逃しているという目安になる。

 実際の得点数とゴール期待値の差分(数値の差)ランクで、パリ五輪の有力候補であるFC東京FW荒木が4・2でトップに立つ。今季6得点している荒木のゴール期待値は、わずか1・7しかない。

 荒木の6つの得点シーンには、確かに明らかな“決定機”は少ない。相手守備のマークが厳しい、細いコースを通したパスをワンタッチで決めるなど、難易度の高いゴールがほとんど。3月の広島戦では、右からの折り返しのこぼれ球をゴール前で拾い、相手を背負いながら一瞬でターン。狭いニアを右足で打ち抜いた。

 2位はシーズン途中に新潟から広島に移籍したDF新井の3・8で、期待値わずか1・1から5得点を挙げている。新潟で開幕戦ゴールを記録し、移籍後の3月G大阪戦であいさつ代わりのデビュー弾。5月の京都戦では直接FKを含むハットトリックを達成した。

 実際の得点ランクとは別の「個の力で奪った得点ランク」とも言い換えられる。従来と違った見方でJリーグを楽しめるデータの一つといえるだろう。

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