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阪神・岩崎 史上初の3年連続10ホールド&10セーブ「やり続けていけるように」19日は33歳の誕生日

スポニチアネックス / 2024年6月19日 5時18分

<神・日>サヨナラ勝利で笑顔を見せる(左から)ノイジー、梅野、岩崎(撮影・中辻 颯太)

 ◇交流戦 阪神2-1日本ハム(2024年6月18日 甲子園)

 しびれる場面を1回無失点で乗り切った背番号13は、いつもの通りクールだった。ベンチ裏を歩きながら、岩崎は穏やかな口調で、よどみなく言った。

 「やり続けていけるように頑張ります」

 今季10ホールド目。ただ、それだけではない。2桁セーブと同一シーズンで記録するのは、これが3年連続3度目。「3度」はプロ野球史上3人目だが、「3年連続」は史上初の快挙だ。どんな時も変わらないメンタルが、それを可能にした。

 1―1の9回にマウンドへ。まずは先頭の強打者・万波を141キロの内角直球でどん詰まりの遊ゴロに仕留めた。続く水野に中前打されても動じない。前の打席で代打適時打を放った清宮を、143キロの高め直球で右飛に仕留め、2死一塁。ここで上川畑に2球目を投げる前に絶妙な一塁けん制球で誘い出し、走者の水野をアウトにした。相手攻撃陣を消沈させ、サヨナラ勝ちへの機運を高めた。

 ゲラとの「W守護神」でスタートした今季は開幕から13試合連続無失点。それでも、百戦錬磨の左腕は、連覇に向けた“山あり谷あり”を予見していた。「ずっとうまくいくこともないし、そんなに甘くはないので。うまくいかなくなった時にどうするか」。ゲラは不振により2軍調整中で、自身も5月22日の広島戦から6月5日の楽天戦まで7登板で4度失点。痛打される場面も目立っていたが、直近の3登板で無失点と立て直してきた。

 19日は、33歳の誕生日。セットアッパーでもクローザーでも輝く岩崎が、13年のドラフト同期で、1000試合出場を果たした梅野と2日違いで迎えるバースデーを前祝いした。 (大林 幹雄)

 《3度目は3人目》岩崎(神)が同点の9回を無失点に抑えて今季10ホールド目をマークし、3年連続3度目の「シーズン10ホールド&10セーブ」となった。3度目は松井裕樹(楽=15、16、19年)、益田(ロ=16、19、23年)に次いで3人目で、3年連続は岩崎が初めて。

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