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赤星憲広氏 消極的な阪神“いやらしさ”思い出せ 必要な追い込まれてからの「粘り」

スポニチアネックス / 2024年6月19日 5時18分

<神・日>5回無死一、三塁、梅野の投前スクイズで三走・前川は三本間に挟まれタッチアウト(捕手・進藤)(撮影・大森 寛明)

 ◇交流戦 阪神2-1日本ハム(2024年6月18日 甲子園)

 【赤星憲広 視点】相手のミスも重なって、苦しんだ交流戦をサヨナラ勝ちで締めくくった。粘り続ければ、何かが起こる。その意味を改めてかみしめ、リーグ戦再開に向けて、この流れを生かしてほしい。

 試合がもつれたのは5回のチャンスが1点だけに終わったからだ。無死一、三塁からのセーフティースクイズは梅野がもっと打球を殺さないといけないし、投手正面に転がった時点で三塁走者・前川は止まらないといけない。ワンテンポ遅らせてスタートの判断をしてもよかった。

 さらに1死満塁からは原口の右ファウルフライで森下はタッチアップ態勢は取ったが、本塁を狙えなかった。あの体勢での捕球なら、いくら万波でも刺すのは苦しい。刺されたら仕方ない、ここは勝負だとスタートしてほしかった。点が取れない“しわ寄せ”が消極的な姿勢につながっているのが気になった。

 現状の阪神打線がリーグ戦再開で急に良化するとは考えにくい。打てないときこそアウトのなり方が大事になる。ポイントは追い込まれてからの打撃だ。日本ハムは2ストライクからのヒットが5本。追い込まれてからも粘って、チャンス球を待ち、相手にも球数を投げさせた。一方の阪神は5回の森下の1本だけ。追い込まれると簡単にアウトになる傾向がある。打てないときこそ、しぶとく、いやらしく打席に取り組んでほしい。5回の先頭・前川は3―2から直球を3球連続ファウルし、四球で出塁。この形を個々が意識すれば点を取る雰囲気はつくれる。優勝した昨年は打線にいやらしさがあった。サヨナラ勝利とともに思い出してほしい。 (スポニチ本紙評論家)

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