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マイル侍リーダーの佐藤拳太郎 狙うは日本新更新Vでパリ切符「記録、順位を狙って、即時内定を目指す」

スポニチアネックス / 2024年6月19日 4時32分

佐藤拳太郎(AP)

 陸上男子400メートル日本記録保持者の佐藤拳太郎(29=富士通)が18日、オンライン取材に応じ、パリ五輪選考会となる日本選手権(27日開幕、新潟)で自身が持つ日本記録44秒77の更新を目標に掲げた。既にパリ五輪参加標準記録(45秒00)を突破しており、大記録を意識することで個人での即時内定条件となる初優勝も達成できると断言。パリでメダル獲得を狙う男子1600メートルリレー代表「マイル侍」のリーダーとして、強力なライバルたちに負けるつもりはない。

 マイル侍の頂上決戦となる男子400メートル決勝は30日に行われる。佐藤拳は「シンプルに日本一を決める大会。いまだタイトルを獲れていない。記録、順位を狙って、即時内定を目指して準備している」と、初制覇と五輪切符獲得へ抱負を語った。

 早大大学院で学び直し、自身の走りを修士論文にまとめた理論派スプリンター。10メートルごとの緻密な解析から、中間地点の200メートルからの「再加速」を長所として磨いてきた。参加標準記録突破者・佐藤風雅(ミズノ)は前半型。若手の中島佑気ジョセフ(富士通)は終盤の爆発力が武器。多士済々のライバルが頂点を狙うが「自分のやりたい組み立てを行えば日本記録以上が出せる。44秒台を出せれば順位も獲得できる。44秒5以内を意識している」と強調した。

 「マイル侍」は陸上界の沸騰ワード。22年世界選手権でメダルに0秒79差の過去最高4位に入り、五輪メダルへ機運が高まった。その年は負傷で選外の佐藤拳が昨年の世界選手権で奮起。五輪種目で最古の日本記録だった高野進の400メートル44秒78を32年ぶりに更新し、新時代に突入した。マイル侍リーダーでもある佐藤拳は「日本全体のレベルが上がるのがうれしい」と激戦を歓迎。名実とも日本のトップとして、花の都へ乗り込むつもりだ。 (大和 弘明)

《風雅も日本新で「人生変える」》

 ○…日本歴代3位44秒88のタイムを持つ佐藤風も「44秒中盤で優勝する」と日本選手権での日本新記録を目標に掲げている。前回の東京五輪は個人、リレーとも出場権を逃しており「日本選手権は毎回、陸上人生が変わる。今回も人生を変えに行く」と意気込む。22、23年世界選手権で個人、リレーとも出場。成長著しい28歳は「国内で盛り上がる400メートルの熱を世界に持っていきたい」と熱い思いで決戦に向かう。

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