橋下徹氏 古巣・維新に嘆き「法案の中身ではなく密約などの多事考慮で採否を決める政党になってしまった」
スポニチアネックス / 2024年6月19日 7時53分
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が19日までに自身のSNSを更新。日本維新の会が、政治資金規正法改正案の参院採決で反対したことに言及した。
維新は、衆院での賛成から異例の方針転換を図った形。看板政策の調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)改革を巡る岸田文雄首相(自民党総裁)との約束が「破られた」としている。維新と自民の合意文書には実現の時期は明記されておらず「詰めが甘い」との指摘も出ている。
馬場伸幸代表は18日の記者会見で、改正案反対を決めた理由について「首相にリーダーシップがない。党のガバナンスが全く利いていない」と断じた。首相の問責決議案も初めて参院に提出し、対決姿勢を鮮明にした。5月31日の会談で「使途公開と残金返納を義務付ける立法措置を講ずる」ことで合意したが、その後自民の浜田靖一国対委員長が、今国会中の関連法改正は「日程的に厳しい」と発言したことで状況が一変。馬場氏らは「うそつき内閣」などと猛反発を始めた。
橋下氏は「維新国会議員は法案の中身ではなく、密約などの多事考慮で採否を決める政党になってしまった。大阪維新が一番議会を批判をしていた核心。維新国会議員が飲み食いの人間関係で政治をしている証」と批判。
続く投稿で「政治資金規正法改正案の中身は維新が賛成したそのもの。期限なし検討ばかりのずさんな法案だったが、自分たちの主張が丸呑みされたと維新衆議院は誇らし気に賛成した。旧文通費改革についての自民党の態度は『期限なし』の党首合意文通り。党首会談でもその点の確認なし」と指摘。
そして「維新が今主張しているのは『密約違反』という他事考慮。古い政治は、法案の中身よりも、人間的な好き嫌い、飲みニケーションの有無など実にくだらない多事を考慮して採否を決めていた。このような政治を打ち壊そうとしたのが大阪維新。ところが維新国会議員は自分たちの手柄欲しさに焦り、杜撰な密約政治をやってしまった」とし、「密約を本気でやるなら、飲み食い抜きの信頼関係が核。維新国会議員は飲み食いが政治だと勘違いしてしまい、今回のような大失態を演じてしまった。参議院でこれから出す修正など、衆議院で出さなければならないものだった」と自身の考えをつづった。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
改正政治資金規正法が成立…参院本会議、立民・国民・維新など反対
読売新聞 / 2024年6月19日 11時57分
-
維新の〝愚挙〟に批判噴出 立憲・米山隆一氏「一体どこの反社かと」小西洋之氏「本当にめちゃくちゃ」
東スポWEB / 2024年6月18日 21時56分
-
「党首会談での合意が反故にされた」日本維新の会が岸田総理への問責決議案を提出 政治資金規正法の改正
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月18日 18時26分
-
「旧文通費」めぐり維新が一転して政治資金規正法改正案に反対へ 岸田総理に対する問責決議案提出も検討
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月17日 23時13分
-
政治資金規正法改正案が衆院通過 岸田首相「引き続き緊張感をもって取り組まなければ」
東スポWEB / 2024年6月6日 22時41分
ランキング
-
1太田光 鶴光ラジオ問題受け昭和歌謡の危機訴え「ピンク・レディーだってあんなセクシー路線で…」
スポニチアネックス / 2024年6月19日 20時4分
-
2高橋洋子出演辞退 「池袋アニメーションフィルハーモニー」が謝罪「自覚が足りなかった」
スポニチアネックス / 2024年6月19日 21時38分
-
3ゆきぽよ 騒動後に仕事激減「一気に50本以上なくなった」 “過去のトラウマ”でやめられないこと明かす
スポニチアネックス / 2024年6月19日 20時47分
-
4「お相手がすごくご立派で…」TBS上村彩子アナの母も驚いた、結婚相手の華麗なる家柄と評判
文春オンライン / 2024年6月19日 16時0分
-
5求ム〝重厚な悪役〟市川猿之助と香川照之は不祥事で退場、クセが強すぎる野村萬斎…ヒール役がぴったりはまる俳優の欠乏ぶり
zakzak by夕刊フジ / 2024年6月19日 6時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください