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ベッツと山本の離脱にも「トレードデッドラインの計画に大きな変更はない」とドジャースのゴームスGM

スポニチアネックス / 2024年6月19日 8時37分

ロイヤルズ戦に先発した山本由伸(撮影・光山 貴大)

 ドジャースのブランドン・ゴームスGMがロサンゼルスタイムズ紙の取材に対し、トレードデッドラインの計画に大きな変更はないと明かしている。

 「ムーキー・ベッツと山本由伸がポストシーズンに戻ってくるという期待がある限り、現時点では大きな変更はないと思う」

 デーブ・ロバーツ監督は、ベッツは約6~8週間の欠場が見込まれていると話したが、手の回復具合に応じて変更される可能性がある。ロバーツはこのケガを、元ドジャースの遊撃手コーリー・シーガーが21年5月中旬に同じケガをした時と比較。シーガーは65試合を欠場し、7月下旬に復帰した。17日にベッツは専門医を訪れ、患部に添え木を装着された。「まずは骨折を治すこと。そこから進めていく」。

 山本の復帰スケジュールはそれに比べると、はるかに不確定。「どのくらい良くなるか、あるいはどのくらい早く回復するかはまだ全然分からない」とGM。今のところ、ロバーツは山本が少なくとも2週間は投げないだろうと言っており、腕のエクササイズを行いながら容体を確認する。「スローイングプログラムを開始する前に、小さなステップを踏まなければならない」。

 それでも長期的に見て、球団はベッツと山本がポストシーズンで重要な役割を果たすことに自信を持っている。ゆえにこのケガがトレードデッドラインまでの展望に影響を与えるかどうかを尋ねられたとき、GMは首を横に振った。「影響はないと思います。引き続き、ディビジョン内の我々の立ち位置や、どれだけ勝利を積み重ねていけるかによって考えていきたい」。

 その点で、ドジャースは安心。地区2位のジャイアンツに8・5ゲーム差をつけ、プレーオフには容易に進出できるはず。おそらくナ・リーグの第2シードとなり、去年同様地区シリーズからのスタートになる。しかしながら、トレードデッドラインはポストシーズンに向けて補強できる最後の真のチャンスでもある。山本が復帰できないか、復帰後の調子が上がらない場合に備え、あるいはベッツの遊撃手としての将来が不透明であるため、保険を得ておく機会でもある。

 現時点では、ベッツが復帰後にどのポジションでプレーするかは決まっていない。ベッツの不在中、ミゲル・ロハスが主に遊撃手を務める予定。今季は打率・278と好調だ。キケ・ヘルナンデスがロハスのバックアップを務める。

 先発投手のトレード候補はホワイトソックスのギャレット・クロシェットやマイアミ・マーリンズのヘスス・ルサルドだが、彼らはFAになるまで複数年あり、トレードの対価は高くなる。トレードしなくても、ドジャースはボビー・ミラーが19日(日本時間20日)に復帰するし、オールスター明けにはクレイトン・カーショーが戻る。ただし必要なのは山本のようにプレーオフでも圧倒的なピッチングを見せられる投手で、そのレベルの選手はなかなか見つかるものではない。

(奥田 秀樹通信員)

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