バレー女子 パリ五輪で対戦のブラジル 世界ランク1位、日本は過去45勝94敗の難敵

真鍋監督

　今夏のパリ五輪女子バレーボールの1次リーグ組み分け抽選が19日、タイで行われ、世界ランク7位の日本はB組で世界1位のブラジル、同4位のポーランド、同20位のケニアと対戦することが決まった。

　ブラジルは女子バレーをけん引してきた強豪国。08年北京、12年ロンドン五輪で金メダル、21年東京五輪では銀メダルを獲得した。

　日本は過去45勝94敗。東京五輪では0―3で完敗も、その後は拮抗した試合が続く。22年世界選手権では1次リーグで3―1で勝利したが、準々決勝は2―0から3セット連取され逆転負け。昨年のパリ五輪予選はフルセット負け。今年のネーションズリーグでも2―3で惜敗した。

　チームの中心はガビ。1メートル80のアウトサイドヒッターで22年世界選手権でベストアウトサイドヒッター賞を受賞。今年のネーションズリーグ1次リーグでもランク6位の190得点と好調だ。腕を大きく振るフォームが特徴で勝負所で得点を決める。過去の日本戦でもセット終盤の重要な場面でことごとくスパイクを決めた。パリでも警戒すべき存在だ。