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ドジャース・大谷 リーグトップ並んだ20号 4年連続大台到達で松井に並ぶ5度目

スポニチアネックス / 2024年6月20日 1時32分

<ロッキーズ・ドジャース>6回、ソロを放つ大谷(撮影・光山 貴大)

 ◇ナ・リーグ ドジャース11-9ロッキーズ(2024年6月18日 デンバー)

 95年ぶりの歴史的逆転勝利を呼んだ。ドジャース・大谷翔平投手(29)が18日(日本時間19日)、ロッキーズ戦の6回に今季メジャー最長の476フィート(約145・1メートル)、リーグトップに並ぶ中越え20号ソロ。5点を追う9回は、1点差に迫った1死走者なしから左前打を放ち、逆転3ランにつなげた。球団の敵地での9回5点差からの逆転勝ちは、ブルックリン・ロビンズ時代の1929年6月25日以来だった。 

 盛り上がる自軍の三塁ベンチへ視線を送り、大谷が何度も手を叩いた。9回、ヘイワードの代打満塁弾で1点差に迫った1死走者なし。右腕ボドニクのチェンジアップを、コンパクトに逆方向へ運ぶ左前打。一塁から鼓舞した打線がつながり、T・ヘルナンデスの3ランで一挙7得点の逆転勝利を決めた。

 「ヘイワードが本塁打を放ち、大谷に回した。彼は出塁するためにバトルした。大谷たちがつないでくれた好機。何とかしたかった」。逆転弾のT・ヘルナンデスは、打者10人攻撃の鍵になった大谷を称えた。「翔平は燃え続けていた。そしてヘルナンデスの本塁打につなげた」とデーブ・ロバーツ監督。走者がなくなった場面で打線を再着火させた一打を絶賛した。昨年3月のWBC準決勝・メキシコ戦、1点を追う9回先頭で右中間二塁打。両手を下から何度も振り上げてチームを鼓舞し、侍ジャパンのサヨナラ勝ちを呼んだシーンが重なった。

 勝利優先の打撃の前には、豪快な一発を見舞った。6回。先発左腕ゴンバーのスライダーを中堅へ。速度113マイル(約182キロ)の打球は、クアーズ・フィールド名物の中堅バックスクリーンの森に消えた。ジャッジ(ヤンキース)らの473フィート(約144・2メートル)を抜く、今季メジャー最長476フィート(約145・1メートル)弾。昨年6月30日の493フィート(約150・3メートル)に次ぐ、自身2番目の特大弾だった。中堅奥で飛球を背面キャッチした「ザ・キャッチ」で知られるウィリー・メイズさんが、この日死去。メイズさん以来の「コンプリート・プレーヤー」とされる大谷の中堅への特大弾を、地元メディアは「メイズでさえもあれは捕れなかっただろう」とSNSで称えた。

 日本選手初の4年連続20号。オズナ(ブレーブス)と並び5月19日以来のリーグトップとなった。左手骨折で離脱したベッツに代わる2試合連続の1番で、計10打数5安打3打点し3連勝に貢献。「みんなでカバーしていくしかない」の言葉を体現し、1929年以来95年ぶりの歴史的逆転劇に導いた。(笹田 幸嗣通信員)

 ≪大谷がデコピン抱っこ 首振り人形8・29配布≫8月28日(日本時間29日)にドジャースタジアムで行われるオリオールズ戦で、大谷が愛犬デコピンを抱いたボブルヘッド(首振り人形)が配布される。今年第2弾で「SHOHEI&DECOY」と米国での呼び名・デコイが記されたもの。17日には自身のインスタグラムに、デコピンの1歳の誕生日を祝う画像を投稿した。

 【本塁打記録アラカルト】☆日本選手最多タイ5度目の20本塁打 シーズン20本塁打は5度目となり、松井秀喜(04、05、07、09、10年)に並ぶ日本選手最多タイとなった。4年連続は自身の持つ日本選手最長記録を更新。

 ☆自身2番目の飛距離 この日の476フィート(約145.1メートル)は、ジャッジ(ヤンキース)とトラウト(エンゼルス)の473フィート(約144.2メートル)を抜き今季MLB最長。昨年6月30日Dバックス戦の493フィート(約150.3メートル)に次ぐ自身2番目の飛距離で、上位3本はすべて6月にマーク。

 ☆ドジャース歴代2位 15年のスタットキャスト導入以降、球団歴代2位の飛距離。1位は15年6月2日のピダーソン(現Dバックス)の477フィート(約145.4メートル)。

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