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【阪神・近本 語る(2)】4番起用の意図「聞けるようになったら、聞いてみたい」

スポニチアネックス / 2024年6月20日 5時18分

練習中、笑顔を見せる近本(撮影・北條 貴史)

 阪神・近本光司外野手(29)がスポニチの独占インタビューに応じ、あす21日のDeNA戦(甲子園)で再開するリーグ戦へ向け、「いい意味で岡田監督を目立たせないこと」を連覇のカギに掲げた。個人では、二塁打、三塁打を増やすことで、チームの得点力不足解消をもくろむ。交流戦でプロ初の4番を務めた今季の打順起用について、岡田彰布監督(66)との裏話も明かした。 (取材・構成 倉世古 洋平、石崎 祥平)

 【近本光司 語る(2)】

 ――交流戦で4番を12試合務めた。新たな発見はあったか。

 「今まで1、2、3番を打ちましたけど、正直、打順の違いは、1打席目くらいしかないと思っていました。2打席目以降は、その時の順番だからという感じで、打順はあまり関係ないと思っていました。けど…」

 ――違いがある。

 「4番はちょっと違いますね。経験したからわかりましたけど、“確率の違い”ですね。前の打者が塁に出る確率を見た時に、7、8、9番が塁に出る確率と、1、2、3番が塁に出る確率は違うじゃないですか。だから、4番は、走者を置いて打順が回って来ることが多いと感じます」

 ――走者が塁にいる機会が多いと、メンタル面が変わるか。

 「7、8、9番がつくるチャンスは、だいたい2死で回ってくるんですよ。2死二塁か、三塁で、複数ランナーが塁にいることも多くない。1死三塁もあまりない。だから正直、“走者を還せたら大きいな”という感じですよね。でも1、2、3番がつくったチャンスは複数ランナーが塁にいたり、1死三塁も結構ある。その違いはあると思います」

 ――走者がいた方が配球で絞りやすくなるケースもあるのか?

 「それは自分の後ろの打者次第ですね。1番でも、3番でも、4番でも、後ろの打者の調子が良ければ僕と勝負をしてくるし、逆に調子が良くなければ、僕に対して(ボール球で)誘ってくるかな」

 ――4番の経験が今後にどう生きるか。

 「それはわからないです。現状でわかっていることは、打順によって確率が違うんだな、ということくらい。それが今後にどう生きるかは、その時になってみないとわからない」

 ――岡田監督との話し合いで、「将来的に3番の方がいい」と言ったと伝わる。長打力を備えた3番を目指していると受け止めていいか。

 「それは、1番か3番(のどちらを打ちたい)という二択のような話になったので。そこで急に違う打順を言ったら、意味がわからなくなるじゃないですか。“ずっと1番を打っていたので、将来的には3番を打ちたいです”とは言いましたけど、3番を打ちたかったわけではないです。そこで急に“4番を打ちたい、5番を打ちたい”って言ったら、監督は驚くじゃないですか(笑い)」

 ――意外な真相。

 「でも、不思議に思うことはあります。僕が“1番が楽です”と言ったことで、(5月12日から6試合続いた3番から)1番に戻りました。僕にそこまで聞いて1番に戻したのに、今度は4番に動かした。その意図って何だろうと考えます。今はそんなに聞ける感じでもないので(笑い)。聞けるようになったら、聞いてみたいですね」=おわり=

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