阪神・岡田監督 走塁に連日のダメ出し シート打撃で「糸原はタッチアップせえへんし…」

シート打撃を見守る岡田監督（撮影・大森　寛明）

　阪神・岡田監督が走塁に連日のダメ出しだ。全体練習では走者付きのシート打撃で、タッチアップを怠るなどの本番を想定していない走塁に対し「ただやってる練習に見えてしまうわ」とあきれ返った。

　1死二、三塁で、佐藤輝が放った大きな中飛で、二走・糸原が三塁を狙わなかった。また、近本は内野ゴロのケースで三塁から本塁突入を自重。打撃投手などの選手以外が守備に就いたことを差し引いても、実戦想定を欠くプレーが目立った。

　「糸原はタッチアップをせえへんし、近本はホームに来ない。あんなボテボテで。なんで（他の）ランナーもコーチも怒らんのかな。それが不思議やねん。みんな見過ごしや」

　前日18日の日本ハム戦で、走塁ミスが多発。同点の7回1死一、二塁で近本の右飛で、小幡が三塁を狙わない場面もあった。教訓を生かさない取り組みの甘さを残念がった。