五木ひろし 歌手生活60周年記念特別公演 時代を紡ぐ60曲 ジャンル超えて“五木節”健在
スポニチアネックス / 2024年6月20日 5時2分
歌手の五木ひろし(76)が19日、東京・明治座で歌手生活60周年記念特別公演を開催した。これまでも「周年」のたびに同数の歌を披露する達人技を見せてきたが、今回も60曲を一気に披露。さらに、来年は自分の年齢と同数の77曲を歌うことをぶち上げ、健在ぶりを見せつけた。
「デビュー60年を迎える来年は、自分の作品だけで60曲歌います」。記念コンサートのラスト、自らの年齢と同数の計76曲目となった「あなたに」を歌いながら、珍しく感極まって涙を浮かべた五木。自らに言い聞かせるように、次なる課題を堂々と宣言した。
この日のステージは2部構成。第1部は自らが歩いてきた60年を歌でたどる構成で、オープニングは、五木が作曲家・上原げんとに弟子入りするため上京した1964年5月に発売された「あゝ上野駅」。地方から集団就職で上京した若者への激励ソングは、歌手を目指す五木のスタートの歌でもあった。この年秋の「コロムビア全国オーディション」で優勝して歌手への道を歩き始めた。
続いて憧れの美空ひばりの「柔」。ほぼ1コーラスずつのメドレーだが、途中で水を飲んで喉を潤すこともなく、ひたすら歌った。
体力、気力、歌唱力だけでなく記憶力も要求されるステージ。スターとして歩いてきたプロの矜持(きょうじ)の表れだ。アイドルやポップスなどジャンルを超えて、ちゃんと“五木節”で時代の歌を表現した。59曲目は昨年世界的にヒットしたYOASOBIの「アイドル」、60曲目のラストは自身が昨年出した「時は流れて…」を歌い上げ、満足げ。ちょうど1時間。タイトル通り自らの時代を歌で紡いでみせた。
第2部は今年3月、北陸新幹線の福井県延伸に合わせて発売した新曲「こしの都」など16曲を披露。現役歌手として孤高の道を行くステージで満員のファンから「ひろしー」の歓声を浴びていた。(元尾 哲也)
≪シングル176作 紅白50年連続出場≫五木はこれまでに「よこはま・たそがれ」「長良川艶歌」「そして…めぐり逢い」などシングル曲176作を発売。NHK紅白歌合戦には1971年に初出場し、2020年まで50年連続出場を記録した。日本レコード大賞には15、26回の2度、最優秀歌唱賞は歴代単独1位となる3度受賞した。他にも04年に芸術選奨文部科学大臣賞、07年に紫綬褒章、18年に旭日小綬章などを受けた。
◇五木 ひろし 本名松山数夫=まつやま・かずお。1948年(昭23)3月14日生まれ、福井県出身の76歳。64年に松山まさるの芸名でデビュー。改名を重ね、71年に五木ひろしとして初めて発表した「よこはま・たそがれ」がヒット。
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