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「24時間テレビ」チャリTシャツデザインは宮崎吾朗監督の描きおろし ジブリは14年ぶり3回目

スポニチアネックス / 2024年6月20日 9時18分

「24時間テレビ47」スタジオジブリ宮崎吾朗監督のチャリTシャツデザイン(c)2024 Studio Ghibli

 日本テレビは20日、8月31日、9月1日に放送する「24時間テレビ47」のチャリTシャツのデザインをスタジオジブリの宮崎吾朗監督(57)が手掛けたことを発表した。今回、番組が向き合うテーマ「Will Love Save the Earth?(愛は地球を救うのか?)」をイラストに表したもの。

 同番組は1978年の第1回からチャリティー募金を呼び掛け、集まった寄付金は46年間で総額433億64万3146円。多岐にわたるチャリティー活動を長年続ける中で、昨年11月、公益社団法人「24時間テレビチャリティー委員会」の1社で寄付金の着服が発覚した。

 視聴者の信頼を裏切る問題発覚を受け、今年の開催について問い続ける中、第1回から変わることなく使われてきた「24時間テレビ『愛は地球を救う』」という番組タイトルを見つめ直し、チャリティーの本質を見つめ直すことを“決意”。今回のテーマは「愛は地球を救うのか?」としたという。

 総合プロデューサーの吉無田剛氏は「今年のテーマをデザイン化することはとても難しい」と悩んだとし、悩んだ末、スタジオジブリに相談することにしたという。スタジオジブリは時代が抱える問題を繊細に感じながら、作品を作り続けてきたアニメーションスタジオであり、同局の子会社でもある。

 番組は鈴木敏夫プロデューサーに相談。番組の苦しい現状を伝えたといい、鈴木プロデューサーの答えは「愛だけじゃ地球を救えないんじゃない?」というものだったとし、「難しいテーマだけど、宮崎吾朗君なら、相談に乗ってくれるかもしれない」と助言を受けたという。

 吉無田氏は「番組が置かれている厳しい状況、そして抱えている悩みを正面から伝えました。それを聞いた吾朗さんの最初の反応は、決してポジティブではありませんでした。『このテーマを絵にすることは難しい…』と率直に言われました。それでも吾朗さんは、会話を続けてくださいました。今の時代に感じていること、テレビというものに感じていること…。そうして会話は、吾朗さんが『やります』と明言のないまま、終わりました」と説明した。

 そして「その日の夜、私たちに一枚の絵が届きました。そこに描かれていたのは、一匹の犬。そして『Will Love Save the Earth?』という文字と、犬が発する『I have no idea.』『What do you think?』という言葉。24時間テレビの原点である“地球”のアイコンも描かれていました。ユーモラスで、皮肉も込められているけど、見た人が笑顔になる…私たちの思いが絵になっていました」とチャリTシャツの誕生の経緯を説明した。

 吉無田氏は「24時間テレビが、改めて一つ一つのことに取り組んでいくんだという、最初の一歩がこのチャリTシャツのデザインです。全国の皆さんに気に入っていだたければうれしいです」と呼びかけた。

 チャリTシャツで描かれたのは今回の24時間テレビのための新規描き下ろしキャラクター。スタジオジブリがチャリTシャツのデザインを手掛けるのは2006年、2010年以来、14年ぶり3回目。宮崎吾朗監督は初めてとなる。

 番組は8月31日~9月1日にかけて両国国技館で開催。総合司会はフリーアナウンサーの羽鳥慎一と、同局の水卜麻美アナウンサーが務め、他の出演者は随時発表される。

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