玉川徹氏 姫路城の外国人観光客入城料約4倍検討に理解も「もしかして日本が途上国化しているの?って」
スポニチアネックス / 2024年6月20日 13時14分
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が20日、パーソナリティーを務めるTOKYO FM「ラジオのタマカワ」(木曜前11・30)に出演。姫路市長が世界遺産「姫路城」で外国人観光客を対象とした値上げを検討すると発言した件について見解を述べた。
兵庫県姫路市の清元秀泰市長が16日の国際会議で世界遺産「姫路城」の入城料について「(外国人観光客の入城料を)値上げしようかと思っている。外国人の人は30ドルぐらいにしたい」と約4倍に値上げすることを検討していると発言。値上げした料金で、オーバーツーリズムから守る対策や城全体の長期的な保存・修理の費用に充てたいとしている。
このニュースを取り上げた玉川氏は「ついに始まったなという感じ。いろいろな観光地で急に増えちゃった。外国人の観光客の方。そうすると、それで日本人の観光客が見られなくなったりとか、いろいろな問題が生まれている。そういうふうなことで少し外国人の観光客には減ってほしい部分とか、外国人にとっては日本が安い国になっちゃったから、値上げしても観光客で来てる以上、海外旅行だからそれぐらいは出そうかなっていうになるっていう。それを補修費用とかに充てられるっていう」とした。
そのうえで「これはなるだろうなと思ったふうになったなという感じ。海外は物価もどんどん上がってきたけど、日本はずっと変わらないまま。そこに円安だから」と理解を示した。
ただ、この問題には、どうやって外国人を見分けるのか、日本在住の外国人と外国人観光客をどう見極めるかなど、運用面の難しさを指摘する声もある。これに、玉川氏は「ここは技術的に難しくないんじゃないかと思う。外国人観光客だけ高く取るってことであれば、入場の時に身分証を全員に提示してもらって、日本人だったりする場合は免許証などある。外国人観光客は証明するものはパスポートしかないので、パスポートであれば4倍にするというのができる。何らかの形で日本で暮らしている方はそれなりに証明書を持っていると思うので、厳密じゃなくてもいい。チェックできる範囲でチェックすればいいと思う」と指摘した。
ただ、そのうえで「料金に差があるというのは寂しい話でもあるけど、かつて日本の円が強かった時に海外に取材に行ったりすると、日本人というか、外国人専用の値段とその国の人、そこに住んでいる人の値段は違うってあった」と玉川氏。「そういうのがある国って、いわゆる途上国なんです。先進国ではそういうのはないんです。日本があるのがそういうのをやるのはしょうがないなと思っている反面、もしかして日本が途上国化しているの?って感覚は持ちますね」と印象を語った。
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