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永久シードの片山晋呉が「うるっときた」と感心した臼井麗香のプレーとは

スポニチアネックス / 2024年6月20日 15時16分

アースモンダミンで臼井のキャディーを務める片山晋呉

 ◇女子子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ第1日(2024年6月20日 千葉県 カメリアヒルズCC 6688ヤード、パー72)

 男子の永久シード選手・片山晋呉をキャディーに起用している臼井麗香(25=フリー)が69で回り、ホールアウトした時点で4位につけた。

 臼井は2番で4メートル、4番で10メートルのバーディーパットを決めるなと序盤で流れに乗った。8番でボギーを叩いてブレーキがかかるが、終盤の16、18番でバーディーを奪い一気に上位に浮上した。

 「晋呉さんのアドバイスは私のプレッシャーをなくしてくれます。ポジティブなアドバイスしかないので頼もしいです」と協力な相棒のアシストに感謝した。

 即席コンビとは思えない相性の良さを見せたのが、最終18番の第3打のシーン。ピンまで残り55ヤードを58度のウエッジで打つ前に片山は「自分の思った距離より2ヤード足した方が良い」とアドバイス。その通りに臼井がスイングするとボールはピンそば20センチにピタリと寄った。

 片山は「よくぞ僕が思った通りに打ってくれた。思わず“ありがとう”と言っちゃった。なんか感動した。うるっときた」と笑顔で振り返った。

 今大会は賞金総額3億円、優勝賞金5400万円の国内トップクラスのビッグトーナメント。多くの選手がその賞金を狙って意気込んで参戦してくるが、臼井は過去5回の出場で予選を通ったのが23位になった20年の1度だけと大苦戦。だが今回は“晋呉効果”で絶好のスタートを切った。

 「ここの怖さは知っています。でも(片山がキャディーなので)安心感はあります」と厚い信頼を寄せる臼井に対し、片山は「イメージにスランプはないから。選手の良いイメージをクッと引き上げて、あと3日間やれれば、力は出ると信じています。ゴルフは凄い良い」と3月のアクサ・レディース以来の優勝争いへ背中を押した。

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