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伊藤匠七段が新叡王!「藤井を泣かせた男」悲願初タイトル 藤井叡王破り静かに喜び「運がよかった」

スポニチアネックス / 2024年6月20日 18時38分

大盤解説会であいさつする伊藤匠新叡王(撮影・藤山 由理)

 藤井聡太叡王(21)=王将など8冠=が同学年の伊藤匠七段(21)を挑戦者に迎える第9期叡王戦5番勝負第5局は20日、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われ、後手の伊藤が藤井に156手で勝利。シリーズ対戦成績3勝2敗で悲願の初タイトルを手にした。藤井はタイトル戦初の敗退で全8冠から陥落し7冠に後退した。

 対局後、伊藤は「自信のない展開が続いたが何とか粘り強く指せた」と振り返った。シリーズを通しては「苦しい将棋が多かった。運が良かった」とあくまで謙虚。初のタイトルを獲得したが「一つ結果が出せてよかった」と喜びは表に見せず静かに語った。

 小学3年の全国大会で対戦し、負けた藤井が大泣きしたことから「藤井を泣かせた男」の異名を持つ男がついに絶対王者の牙城を崩した。

 戦型は両者得意の角換わり。今期は第1局から全て角換わりで、勝敗と同時に両者が関心をぶつけ合う「角換わりシリーズ」になった。正午からの昼食休憩までに藤井王は穴熊に、伊藤は右王。午後から攻め合いとなり激しく攻め込まれたがしのぎ、終盤に逆転した。

 第1局では敗れたが第2、3局と連勝。藤井をタイトル戦で初めて先にカド番に追い込むなど絶対王者を追い詰め、初タイトルに王手をかけた。第4局を制されフルセットに持ち込まれたが、最終局で驚異の粘りを見せた。

 前夜祭では「明日は大きな一局で緊張感もありますが、しっかりと集中して臨み、よい将棋をお見せできるよう頑張りたい」と決意を語っていた通りの将棋で、悲願をたぐり寄せた。

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