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エディー流育成!7年ぶり大学生が初Cでイングランド戦へ 早大2年の矢崎に「選出は難しい判断ではない」

スポニチアネックス / 2024年6月21日 5時2分

<ラグビー日本代表練習>FBでの先発が予定されている矢崎(撮影・篠原岳夫)

 ラグビー日本代表は20日、9年ぶりに復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)の体制下で最初の試合となる「リポビタンDチャレンジカップ2024」イングランド戦(22日、国立)の登録メンバー23人を発表し、早大2年のFB矢崎由高(20)が先発に抜てきされた。現役大学生の代表初キャップ獲得は7年ぶりの快挙。27年W杯に向け、超速ラグビーを掲げる新生エディージャパンの申し子がベールを脱ぐ。

 常に飛び級で活躍の場を広げてきた矢崎が、20歳にして代表初キャップをつかむ。しかも相手は強豪のイングランド。今月6日からの宮崎合宿に練習生として参加し、アピールを続け、15番をつかんだ。ジョーンズHCは「非常に素晴らしい選手ということは重々承知していたが、合宿でも成長してくれた。選出は難しい判断ではなかった」と評した。

 持ち味は抜群のスピードとステップを生かしたアタックで、桐蔭学園高、早大でも決定力を発揮してきた。超速ラグビーに必要な瞬時に防御の穴を見抜いて仕掛ける判断の早さも抜群。指揮官は「重圧に耐え得る選手だと判断した」と精神面の成熟ぶりにも太鼓判を押した。

 12~15年の第1次政権時には、現役大学生だった藤田慶和や福岡堅樹を一から育て、15年W杯代表にも選んだジョーンズHC。初陣だった12年4月のカザフスタン戦に先発させたリーチや五郎丸歩が、その後に大黒柱に成長したように、選手育成には定評がある。名伯楽のお眼鏡にかなった矢崎。早大の大先輩にあたる五郎丸氏のように、15番定着への第一歩をしるす。(阿部 令)

 ▽現役大学生の代表デビュー 日本では現役大学生の代表デビューは珍しい。近年では第1次エディー体制の12年5月に、当時早大1年だった藤田慶和(現三重)が18歳7カ月の史上最年少で初キャップを獲得。13年4月には筑波大2年だった福岡堅樹が代表デビューした。矢崎は17年5月の香港戦に途中出場した当時帝京大4年だった堀越康介(現東京SG)以来、7年ぶりの現役大学生初キャップとなる。20歳以下の代表初キャップは、21年11月のポルトガル戦に出場した当時19歳のワーナー・ディアンズ(BL東京)以来となる。

 ◇矢崎 由高(やざき・よしたか)2004年(平16)5月12日生まれ、新潟県出身の20歳。大阪で5歳からラグビーを始め、元日本代表フッカー堀江翔太も通った吹田RSなどを経て20年4月に神奈川・桐蔭学園高に進学。1年からFBのレギュラーをつかみ、20年度の花園優勝に貢献。2年は花園4強も3年は県決勝で敗れ出場できず。昨年4月に早大に進学。高校日本代表、U20日本代表も経験。1メートル80、85キロ。

《4人がデビューへ》

 ○…先発15人の総キャップは169、ノンキャップは先発に矢崎を含めて4人、リザーブにも4人と、新生エディージャパンを象徴する若いメンバー構成となった。とりわけFW第1列は左プロップ茂原とフッカー原田がノンキャップで、右プロップ竹内が3と経験不足は明らか。イングランドが得意のセットプレーで仕掛けてくることも想定されるが、ジョーンズHCは「もちろん勝ちたいが、若手にチャンスを与えることで、今後の大きな糧になると信じている」と話した。

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