テレ朝・佐々木一真アナ 報道局へ異動 昨年「行政書士」合格 関係者「取材力、リポート力を買われた」

佐々木一真アナ（テレビ朝日公式サイトから）

　テレビ朝日の佐々木一真アナウンサー（26）が、7月1日付で報道局に異動することが20日、分かった。記者職に就くとみられる。

　佐々木アナは早大法学部卒業後の2020年に同局に入社し、「グッド！モーニング」「サンデーステーション」など報道・情報番組で活躍してきた。リポート力の高さや、現場に積極的に足を運ぶ取材力が局内外で評判だった。

　昨年には「行政書士」にも1度目の挑戦で合格。周囲には「法律を知っていた方が取材の現場で役に立つ」と話していたといい、努力する姿勢が高く評価されていた。局関係者は「取材力、リポート力を買われた即戦力としての異動です」と話している。

　同局では現在、昨年末までニュース番組「Ｊチャンネル」キャスターとして夕方の顔を務めた小松靖アナウンサー（49）が米ニューヨーク特派員に転身。持ち前の英語力による取材を生かしたリポートを報道番組で行っている。民放関係者は「テレ朝では高い取材力を持つアナウンサーを記者として登用し、質の高いニュース番組を目指しているそうです」と話している。

　同局広報部は本紙取材に「人事に関してはお答えしておりません」と答えた。

　◇佐々木　一真（ささき・かずま）　1997年（平9）11月23日生まれ、大分県出身の26歳。幼少時代は子役として活動し、2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」に出演。早大時代はバックパック1つで世界中を旅した。特技は「もやしを上手に炒めること」。身長1メートル82。