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阪神・西勇 2000投球回到達を恩師がフライング祝福 「さすがベテラン…」秘話も明かす

スポニチアネックス / 2024年6月21日 5時17分

08年、夏の甲子園で仙台育英に敗れ、スタンドにあいさつに向かう菰野高時代の西勇(左)と戸田監督

 阪神・西勇輝投手(33)を指導した菰野高(三重)の戸田直光監督(61)が教え子を「一日早く」祝福した。21日のDeNA戦でリーグ戦再開の“開幕投手”を務め、残り1イニングで過去93人しかいない通算2000投球回に到達。プロ16年目で迎える節目の大台を称えた。

 大きな故障もなく、生活をストイックに続けてきた結果としての2000投球回だと思います。現役16年目で通算121勝。正直、ここまでの活躍を思い描いてはいませんでした。

 高校入学当初から全てが完成されていた投手。フォームに欠点もなく、コントロールもいい。主戦になってから「西で負けた」というのはほとんど記憶にありません。「どういう状態だったら打たれるんだろう?」と、こちらが知りたかったぐらいです。高卒でプロの世界に入っても、すぐに使ってもらえるのでは?という期待感がありました。

 走り込みの量は凄かったです。試合がある土日の1試合どちらかで投げたら、もう一日は投げさせない方針。30メートルほどの短距離ダッシュばかりを午前に2時間、午後に2時間ひたすらやっていました。西も「何百本も走った…」と当時の記憶をすぐに思い出すぐらいですから。

 数年前の正月に「菰野高出身のメンバーでゴルフやろうぜ」と言ったら「先生、そんな寒いときにゴルフなんかやったら体が壊れますよ」と。さすがベテランになってくると言うことがストイックで違うな…と思いました。

 菰野での指導歴37年。約500人の野球部員を見てきて、総合的にNo・1の選手です。少し前に「ボロボロになるまでやりたくはない。ちょっと余力を残してプロ野球を引退したい」と言っていました。ここまできたら毎日毎日の積み重ねが大事。菰野高出身者の期待を大きく背負っているので、一日でも長く現役生活を送ってもらえることを願っています。(菰野高監督)

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